情報工学V の授業の情報 (山口泰)

担当者

山口泰（総合文化研究科広域システム科学系・教養学部学際科学科総合情報学コース）
　研究関連の情報

後半は，舘知宏先生が担当します

連絡事項

授業の予定
9月28日〜11月15日　　山口泰担当
12月 7日〜 1月11日　　舘知宏先生担当
適宜補講日（11月15日，1月16日など）を利用する予定です．
ITC-LMS の利用
授業に関連するファイルの配布や課題の提出，小テストなどに ITC-LMS を利用します．「時間割」表で「情報工学V」を選択してください．なお，ITC-LMSの利用にあたって，最初にITC-LMSの登録が必要になります．「コース検索」で「08D1212 情報工学V」を選択してください．
ITC-LMS への課題提出について
以下のことに注意してください．
- ファイル名(フォルダ名／ディレクトリ名)には日本語は使わないでください
- 提出したものを必ず1回は参照して，本当に提出できているか確認してください．
重要：レポート作成の注意
レポートは MSWord などを使っても作っても構いません．教育用計算機システムの計算機(MacOS)であれば，いずれのソフトウェアを使っても，最後に印刷で「PDFとして保存…」を選ぶことでPDF形式にできます．
課題の作成・提出方法
課題は，以下の要領でレポートとプログラムファイルをひとまとめにして，提出してください．
- レポートはPDF形式のファイルとする．
- レポートとプログラムファイル(classファイルとjavaファイルの両方)を jar コマンドで1つにまとめる．なお，レポートのPDFファイル，1つにまとめたjarファイルともに， report<番号(2桁)>-<学生証番号>.pdf， report<番号(2桁)>-<学生証番号>.jar というファイルにする．
- 上記のITC-LMSにログインして，「課題」から提出する．
- プログラムやレポートの作成にあたって，ファイル名には漢字を用いないこと．
レポート作成の詳細は，こちらを参考にしてください．
JOGL 環境の設定コマンド
JOGLの環境を整えるためのコマンドを用意しました．毎回ターミナルを起動したら，1回だけ次のコマンドを実行してください．
```
 pc123456m:~ 9474079989$ source ~9474079989/Public/JOGL-2.2.4/joglinit
```
このコマンドは，以下に説明するJOGL Ver.2.2.4用のライブラリ設定を行います．
- JOGLのライブラリ設定
  自分で環境を整えるためには，JOGLのライブラリを設定する必要があります．ライブラリの設定は1回だけ実施すれば良いものです．
  JOGL Ver.2.2.4 の場合には， ECCS(MacOS X) Java 8用JOGLのライブラリ(v2.2.4) をダウンロードして解凍し，4つのjarファイルを ~/Library/Java/Extensionsに置きます．
またコンパイル時に「/home..../Library/Java/Extensions/._gluegen-rt.jarの読み込みエラーです」などのメッセージが出るようだったら，
```
 pc123456m:~ 9474079989$ rm ~/Library/Java/Extensions/._* 
　（最後の３文字は，ピリオド アンダースコア アスタリスク です）
```
というコマンドを実行してください．
JOGL v.2.3以降について
JOGL v.2.3.0 (2015年3月リリース) 以降のバージョンでは， javax.media.opengl パッケージが com.jogamp.opengl パッケージに名称が変更になりました．第8章以降のプログラムで javax.media とある部分は， com.jogamp としてください．コンパイル時に「エラー: パッケージjavax.media.openglは存在しません」などのメッセージが出て，コンパイルができなくなります．
Windows / Linux のJOGL環境について
JOGL Ver.2.2.4 の場合には， https://jogamp.org/deployment/archive/rc/v2.2.4/jar/orig/ からダウンロードできます． 32bit のjava用には i586 ， 64bit のjava用には amd64 と書かれたファイルを利用します．
なお，WindowsでJOGL環境を作成する際には，「Windowsに関する注意」も参考にしてみてください．

教科書（前半分）

山口泰：「Javaによる3DCG入門」朝倉書店 (ISBN 9784254122107)

教科書の訂正

drawLine, drawString, drawOval メソッド (p.4)
これらのメソッドは Graphics クラスのメソッドであり， p.4 の2行目（ Frame クラスの直前）に移動する．
五角形片のスケール (p.49, 「様々なフラクタル図形」）
「1/φ」となっているが，「1/φ² = 1/(1+φ)」に修正する．
「立体データの意味」(p.83, 章末課題の3番目）
2番目の課題と同じタイトルなので，「その他の立体データ」に変更する．
「回転速度の対話的な調整」（p.108, 章末課題の2番目）
回転量を得るメソッドは「mwe.getWheelRotate()」となっているが, 実際には「mwe.getWheelRotation()」．
glPolygonOffsetの引数（p.113, 例3の説明）
「これによって本来のZ値に1が加えられる(1.0×Z+1.0)」とあるが，「これによって本来のZ値に(1.0×m+1.0×r)が加えられる（ただし，mはポリゴンの傾き，rはZ値の実装上の単位となる）」．
(15.8)式（p.119, 回転の式）
3行目の式の第3項が「- (v・p) v」とあるが，「+ (v・p) v」．
(15.12)式（p.120, 回転行列の式）
2行目の式の第2項の行列で 3行1列の成分は「v_sv_z」とあるが，「v_xv_z」．

参考書

立木秀樹，有賀妙子：「すべての人のためのJavaプログラミング」共立出版
久野禎子，久野靖：「Javaによるプログラミング入門」共立出版
結城浩：「Java言語プログラミングレッスン(上)」ソフトバンク
結城浩：「Java言語プログラミングレッスン(下)」ソフトバンク
はいぱーワークブック：「はいぱーワークブック」
Java Document 「 Java SE 7 ドキュメント」
Java API 「 Java 2 Platform Standard Edtion 7 API仕様書」
Java言語仕様書：「 The Java Language Specification 」

参考資料

Javaプログラミングのプリント

「計算機プログラミングI」

レポート

レポート1 ( 9月28日分)
第8章と第10章の例題プログラム(第8章は例1のみ)と章末課題を実施しなさい．章末課題「立体データの意味」で面情報の書き換えについては，様々な場合を試して表示結果との関連を検討してみること．なお，例題についてはプログラムリストをレポートに載せなくて良い（考察で行番号を使いたい場合はリストがあった方が良い）．レポートの作成にあたっては，「課題の作成・提出方法」の指示にしたがってください．なお，Lines.java はITC-LMSの教材からダウンロードできる．
レポートの作成にあたっては，「課題の作成・提出方法」の指示にしたがってください．
提出〆切は 10月 5日(木)授業開始前とします．
なお，レポートの評価やコメントは ITC-LMSの課題コメントに書きます． ITC-LMSから提出しないとフィードバックが受けられなくなりますから，時間内に提出するようにしてください．
レポート2 (10月 5日分)
第11章の例題プログラムと章末課題を実施しなさい．なお，例題についてはプログラムリストをレポートに載せなくて良い（考察で行番号を使いたい場合はリストがあった方が良い）．レポートの作成にあたっては，「課題の作成・提出方法」の指示にしたがってください．
提出〆切は 10月12日(木)授業開始前とします．
レポート3 (10月12日分)
第12章の例題プログラムと章末課題を実施しなさい．本章の例1〜5に限って，考察をまとめて書いても良い．なお，例題についてはプログラムリストをレポートに載せなくて良い（考察で行番号を使いたい場合はリストがあった方が良い）．レポートの作成にあたっては，「課題の作成・提出方法」の指示にしたがってください．なお，プログラムがやや多いため，Cube.java と ObjectAngle.java， CubeAngle.java をITC-LMSの教材からダウンロードできる．
提出〆切は 10月19日(木)授業開始前とします．
レポート４ (10月19日分)
第13章の例題プログラムと章末課題を実施しなさい．「回転速度の変更」では「時間に応じて回転速度が減衰する」とあるが，「回転するにしたがって速度が減衰する」と考えて良い．ただし「回転速度の対話的な調整」は選択課題とします．なお，例題についてはプログラムリストをレポートに載せなくて良い（考察で行番号を使いたい場合はリストがあった方が良い）．レポートの作成にあたっては，「課題の作成・提出方法」の指示にしたがってください．
提出〆切は 11月 2日(木)授業開始前とします．
レポート５ (11月 2日分)
第14章の例題プログラムと章末課題を実施しなさい．なお，例題についてはプログラムリストをレポートに載せなくて良い（考察で行番号を使いたい場合はリストがあった方が良い）．レポートの作成にあたっては，「課題の作成・提出方法」の指示にしたがってください．
提出〆切は 11月 9日(木)授業開始前とします．
レポート６ (11月 9日分)
第15章と第16章の例題プログラム(第16章は例1のみ)と章末課題(それぞれ最初の課題のみ)を実施しなさい．特に第15章の章末課題の透視投影によって生じる歪みと観察方法に絡んで，バスタブ錯視との関係を考察すること．章末課題の「奥行方向の平行移動」や，その他の工夫も歓迎する．シフトキーの押下については， InputEvent の修飾子 modifiers の InputEvent.SHIFT_MASK ビットか， InputEvent の isShiftDown() メソッドによって調べられる．なお，例題についてはプログラムリストをレポートに載せなくて良い（考察で行番号を使いたい場合はリストがあった方が良い）．レポートの作成にあたっては，「課題の作成・提出方法」の指示にしたがってください．プログラムの行数がやや多いため， Rotation.java, RotMatrix.java, Quaternion.java をITC-LMSの教材からダウンロードできる．ただし，ITC-LMSのRotMatrix.javaは不完全なプログラムなので，完成させる必要がある．
提出〆切は 11月15日(水)授業開始前とします．
レポート７ (11月15日分)
第17章の例題プログラムと第17章の章末課題(フラクタル立体のシェーディング表示)を実施しなさい．第17章の例1〜5，例6と7，例8と9，例10と11に限って，考察をまとめて書いても良い．余裕があれば，他の章末課題にあたって欲しい．さらにはフラクタル立体や曲面を含むような形状を作ってみることを歓迎する．なお，例題についてはプログラムリストをレポートに載せなくて良い（考察で行番号を使いたい場合はリストがあった方が良い）．レポートの作成にあたっては，「課題の作成・提出方法」の指示にしたがってください．プログラムの行数がやや多いため， ShadingCube.java, CubeShade.java, ShadingIcosahedron.java, IcosahedronShade.java をITC-LMSの教材からダウンロードできる．
提出〆切は 12月 7日(木)授業開始前とします．なお，この課題は必須課題とはしません．

休講予定

10月26日は（出張のため）休講します．
11月15日の補講日の2限にE25（普段の部屋）で授業を実施します．
11月30日は休講で，後半（舘先生担当分）は 12月 7日からとなります．

情報工学V の授業の情報 (山口 泰)

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