<教科書の間違い>
・119ページ15.8式を導く変形の3行目の第3項は、符号が違うような気がする。正しくは+( v・p)vで はないだろうか
 ↓
まさしく,そのとおり.

・120ページ15.12式を導く変形の1行目第2項の行列の(3,1)成分は正しくはvxvzである
 ↓
まさしく,そのとおり.

<色の指定>
・逆に言えば今までの単一色で各平面を塗りつぶした立方体は、それぞれの平面の頂点に同 じ色の情報を与えていたと言える。 そもそもOpenGLにおいて「面の色情報」を頂点に色情報を与えずに指定できるのかどう かが気になります。
↓
OpenGLでは頂点に対して,色や法線ベクトルを与えることが前提となっている.
ただし,陰影モデルとして GL_FLATを指定することで,面内の陰影をフラットにすることはできる.

<色の補間>
・(色の補間について)内部的には以前の色相円と同様、色が指定されている各点からの距離の比率に基づいてその点での色を決定しているのでしょうか?
↓
というよりは,線を引いたり,面を塗りつぶしたりする際に,補間が必要となる.
たとえば,稜線の2点の3次元座標を与えるとその2点をスクリーン座標系に投影した上で,投影された2点を結ぶすべてのピクセルを求めている.
この際,各ピクセルは2点を連続に補間する座標と奥行きを持っている.つまり,元々の3次元空間の2点を補間していると言って良い.
同様に投影された2点に色が与えられれば,2点を結ぶピクセルは2色を補間する色を与えることが可能であろうことは想像できると思う.

<HSB色立体のかたち>
・HSB立体が円柱でなく円錐なのは、明度が下がるとどの色も黒に近づき、区別できる色の 数が少なくなるのを表現したからであろうか。底面の中心に近づくにつれどの色も白に近づく訳であるから、同じ理屈で、双円錐のような形にならないと不自然に感じた。
↓
色立体は表色系の各要素を,3次元座標系の要素に対応づけることで作られている.
HSB/HSV色立体の場合は,B(V)をY軸に対応づけることで円錐(B=1が円錐の底面)になっている.
HLS(Hue Lightness Saturation)と呼ばれる表色系の色立体では L=1のとき白となるので,双六角錐で表現される.

<HSB色立体の変形>
・(HSB色立体(色円錐)の課題に関して)ドラッグで頂点を伸ばせないかとやってみたのですが、無謀な挑戦でした
 ↓
頂点の位置を変えるというよりは,y軸方向のスケールを変化させるという方法があるだろう.ただし,modelMatrix との関係を考える必要がある.


<複素数による回転>
・複素数や四元数で回転を表せるのは不思議に思った
 ↓
複素数による回転は高校で習わないのだろうか? 三角関数の加法定理は行列で勉強したのだろうか?