データの記憶(変数)

class VarTest {
  public static void main(String[] args){
    int i; // (1)
    i=1; // (2)
    System.out.println( i + " の2乗は " + (i*i) + "です"); // (3)
    i=i+1; // (2)
    System.out.println( i + " の2乗は " + (i*i) + "です"); // (3)
    i=i+1; // (2)
    System.out.println( i + " の2乗は " + (i*i) + "です"); // (3)
    i=i+1; // (2)
    System.out.println( i + " の2乗は " + (i*i) + "です"); // (3)
    i=i+1; // (2)
    System.out.println( i + " の2乗は " + (i*i) + "です"); // (3)
    i=i+1; // (2)
    System.out.println( i + " の2乗は " + (i*i) + "です"); // (3)
    i=i+1; // (2)
    System.out.println( i + " の2乗は " + (i*i) + "です"); // (3)
    i=i+1; // (2)
    System.out.println( i + " の2乗は " + (i*i) + "です"); // (3)
    i=i+1; // (2)
    System.out.println( i + " の2乗は " + (i*i) + "です"); // (3)
  }
}

1. 宣言(Declaration)

   型の名前 変数名;
   

   変数への代入, 参照をおこなう前にその変数に型を対応づける. 型とは，プ ログラムが扱う値を性質によって分類したもので多くのプログラミング言語で 定義されている概念である．Java言語では型は3種類に分類される．
   • 基本データ型
     数値や文字など，機械語の命令が直接扱えるような値を表す型．整数を表す には通常 int, 実数を表すには通常doubleを用いる．
   • オブジェクト型
     この型を持つのがオブジェクト指向言語の特徴．詳しい説明は後で．ここま でで出てきたのは，文字列型 String．
   • 配列型
     同じデータ型を持ち，同じような操作を施す複数の変数を統一的に扱うため のデータ型．後でやる．
   変数の 名前は英小文字で始めるのが推奨される. ','で結んで, 複数の宣言をおこな うこともできる.
2. 代入(Assignment)

     変数名 = 式
   

   という式(この例では「1」という定数だが, 変数, 演算式等の値を生成するさ まざまなものが書ける)を実行すると, 副作用(side effect)としてその変数に 対応する箱に式の値が入る. 宣言と代入を同時におこなうこともできる. たと えば, (1),(2)はまとめて,

    int i=1;
   

   のようにも書ける.
3. 参照(Reference)
   '='の左辺以外で変数が現れる時は, 変数への参照となる. 実行の時点でその 変数に対応する箱に入っている値が使われる.

    i=i+1;

変数名の付け方には，

• 途中に'_'以外の記号を含まない．確実に使用できる文字は英数字及び'_', ただし，数字で始まる変数は許さない. 新しいバージョンでは日本語等も使え るようになるはず．
• Java言語の予約語(class,int,static,void等)と重なる名前は許されない．