仲麻呂の和歌

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三笠の山に

この和歌にまつわる話

この和歌は、遣唐使の一員であった安倍仲麻呂が、留学先の中国で、これから日本に帰ろうとするときに、「日本には、大事な折に和歌というものを詠みます」といって、港で披露したものです。「空を仰ぎ見ると月が出ている。あれは、(私の古里の京にある)三笠の山にもでている月なのだな」という意味です。「いでし月かも」のところで、口語訳にするとき、「でている月なのかも〜」ってしないようにしてくださいね。

後に仲麻呂は、船出をしますが、あいにく今の東シナ海で台風にあい、ヴェトナムまで流されてしまいました。かれは、また中国に戻り、玄宗皇帝のもとに仕えたということです。それだけに彼のこの和歌も感慨深いものになりました。

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