4.3. 並列シミュレーションプログラム向け設計プロセス/Design process for parallel simulation programs

このプロセスは、開発対象とするプログラムを次のように絞り込むことで、設計プロセスとして 取捨選択する事項を選んでいる。

  • 並列のシミュレーションプログラムである。
    • そのために、データの分割や処理の並列化並行に実行するプログラムの間の通信の設計が、 設計ステップに織り込まれている。
  • 研究目的のものであり、商用ではない。
    • そのため、大規模チームにおいて、設計趣旨を多数のプログラマに徹底するために必要な、 充実した設計文書は作成しない。
  • 正確さと計算速度は重視する。
    • そのため、計算内容の検算(テスト)を重視している。また性能を向上させるための 検討事項が設計ステップ織り込まれている。
  • 直感的な操作はあまり追求しない。
    • そのため、ユーザインタフェースの検討やユーザからの使い勝手のフィードバックを 得るための作業は省略されている。
  • 利用者としては計算内容をある程度理解できる人を想定し、初心者向けではない。
    • そのため、ユーザには時として設定が難しいパラメータの指定を要求することも辞さない。

4.3.1. プログラム設計のステップ

Step. 定義すべきこと 使用する表記法
1 プログラムの達成目標 文章、図
2 動作時のシステム構成 システム構成図
3 計算対象の離散化表現 文章、数式
4 並列化方針 文章、図、シーケンス図
5 プログラムの外部仕様 文章、表
6 1プロセスの処理内容 PAD
7 1プロセスのデータモデル クラス図
8 1プロセスの処理シーケンス シーケンス図
9 クラスモデル クラス図