1. 授業
- マイクロソフト社のWINDOWSの環境を使い、言語情報データ分析の基礎を学びます。
- コンピュータの扱いに慣れていない人を対象に、初歩的な段階から入ります。
- 授業は、単元の説明→演習→質問と回答の順で授業を進めます。
- 毎回の授業で実習課題を設定し、それを解決する方法を説明します。課題は次週に提出してください。
- 毎回の課題と最終レポートで成績を評価します。出席を重視します。
- テキスト:WEBでプリントを配付します。毎回更新しています。
- ガイダンス:第1回授業日に行います。
2. テキスト
- 次をクリックしてください。[HTML]
- 上のサイトの「1.基礎」を扱います。
3. 課題レポート
- (1)実習の作業をしながら気づいたこと(実習の内容そのものは提出しないでください)、(2)実習で使った技法の利用法・可能性、自分で考えた方法・代替案、分析例、(3)(自由)このテキストや授業内容に関する疑問、質問、要望、感想などを書いてください。
- 文書形式の留意点:タイトルと本文の区別、適切なフォントの選択、改行・改ページ・行間・行末の調整、図の選択・色・大きさ・位置、キャプション、箇条書き、誤字・脱字・句読点・文法の誤り、枚数制限、内容と枚数の適切な関係、適切な表現、漢字変換ミス、マージン、など。これらはテキストを参考にしてください。
- WORDとEXCELを使って、きれいな文書に仕上げてください。形式と内容の面からそれぞれ5点、合計10点で評価します(それぞれ3点、計6点が標準です)。
- 分量はA4サイズで1~5枚です。2枚以上になるときはホチキスなどで閉じてください。
- 締め切りは次回の授業です。授業の開始時間に回収します。開始時間後に提出すると遅刻の扱いになります。
4. 最終レポート
- テーマは言語に関するデータ(材料)を扱う限り自由です。材料は書き言葉、話し言葉、歌、劇、各種統計資料、アンケート資料などいろいろと見つかるでしょう。その材料について何を調べるのか(文字、単語、単語のつながり、文、文章)、何について知りたいのかを考えてください。この授業で扱った方法や技法を応用してできることを、自分の能力、意欲、時間の可能な範囲でやりとげましょう。
- あまり大きなテーマや困難なテーマは時間的に無理ですから、ワンポイントをおさえる程度でかまいません。たとえば、文学作品の各国語訳を材料にその語数を比較する(数ページでよい)、各国語の辞書の見出し語について最初のアルファベット文字の数(ページ数でもよい)を比較する、WORDの文章校正の性質を実験的に調べる、各種出版物のページ数と価格の間の相関関係を分野ごとに調べる、英語、日本語、未修外国語の文法的な特徴を取りあげ類似係数を計算する、詩や歌詞の特徴を質的な面、量的な面から分析する、話し方の速さを単語/分で計測し、速さの類型を作成する、など。
- A4サイズで図表、参考文献も含めて5~10枚です。構成は、序文で材料と目的、本論で方法、分析結果、考察、最後にまとめで、課題を仕上げたことの意義や残された問題点などを書いてください。序文の後に先行研究が見つかれば、それについて概要を書いておいてください。先行研究の紹介は今回の課題で必要ではありません。
- 材料や考察の引用は、文献名やインターネットのアドレスと閲覧日を記しておきましょう。引用部分は「…」で囲んで、自分の文章と区別してください。あまり長い引用文にならないようにしましょう。(あまりに長くなるときはインデントして本文と区別してください。)
- このレポートの評価については次を考慮します。1.テーマの妥当性、斬新性(ユニークさ);2.材料の質的な適切性・規模の量的な適切性;3.分析法の選択・分析法の技術の妥当性;4.考察の適切性;5.構成、文書のわかりやすさ、論理;6.文章表現、文書のスタイル、形式、美しさなど。
- 締め切りは最終授業日です。返却できません。
- 最終的な成績は毎回の課題の評価、今回の最終課題の評価、出席点を総合します。