[2020年度Sセメスター]古典ギリシア語初級(前半)

松浦高志の授業用ページ

目次

連絡事項

  1. オンライン授業の間の小テストは次のようにする.授業時間になったら,各自ノート等に小テストの解答を記入する.おおむね全員終わった頃に各自カメラをオンにするよう指示するので,そのノートを映してもらい教員が確認する.確認終了後はカメラをオフにしておくこと.確認は,各自記入したかどうかに留め,内容までは確認しない.この方法で小テストを実施できない場合は代替方法を指示するのでメール等で連絡すること.
  2. オンライン授業についてはこのページには記載されていない.ITC-LMSの「お知らせ」にある掲示かUTAS上のシラバスを見ること(以下のシラバス内容には記載されていない).

授業概要

以下の記録の正確性は保証しない.

開講
令和2年度(2020年度)Sセメスター
科目名(前期課程)
古典語初級(ギリシア語)I
科目名(前期課程:英語)
Classical Greek I (Introductory)
科目名(後期課程)
共通ギリシア語(5)
科目名(後期課程:英語)
Greek (5)
開講日時
金曜5時限(16:50–18:35)
時間割コード(前期課程)
31279
時間割コード(後期課程)
08A9205
単位数
2.0
科目区分
総合科目L(言語・コミュニケーション)
教室
1号館112教室
教科書
水谷智洋『古典ギリシア語初歩』(岩波書店,1990).
履修人数:古典語初級(ギリシア語)I
??名
履修人数:共通ギリシア語(5)
??名
学期末試験受験人数:古典語初級(ギリシア語)I
??名
学期末試験受験人数:共通ギリシア語(5)
??名

授業日程

教養学部の通常の授業日程に従う.教養学部の授業日程に変更があった場合はそれに合わせる.以下と教養学部の授業日程の間に齟齬があった場合は教養学部の授業日程の方に従う.

  1. 2020/04/10: 休講だがオンライン授業等に関する質問をZoomで随時受け付ける.
  2. 2020/04/17: 休講だがオンライン授業等に関する質問をZoomで随時受け付ける.
  3. 2020/04/24: オンライン授業開始.
  4. 2020/05/01
  5. 2020/05/08: 5月15日(金)午後は五月祭準備のためなし.→五月祭は中止だが学事歴には変更がない.
  6. 2020/05/22
  7. 2020/05/29
  8. 2020/06/05
  9. 2020/06/12
  10. 2020/06/19
  11. 2020/06/26
  12. 2020/07/03
  13. 2020/07/10

第7回(2020/05/29)

授業内容

  1. 練習5.
  2. 練習6.1, 2, 7, 10.
  3. 第5課§§38, 39, 41.
  4. 第6課§§43, 44.

課題

提出の必要はないが,希望者はノートをITC-LMSの課題の「随時提出用」に提出すること.簡単に添削して返却する.

  1. 練習6.3, 4, 5, 6, 8, 9.
  2. 練習7.5, 6, 7, 8, 9.

第6回(2020/05/22)

授業内容

  1. 練習4.
  2. 第5課.
  3. 第6課§§33–37, 40.

課題

提出の必要はないが,希望者はノートをITC-LMSの課題の「随時提出用」に提出すること.簡単に添削して返却する.

  1. 練習5.1–10.
  2. 練習6.1, 2, 7, 10.

第5回(2020/05/08)

授業内容

  1. 練習2.B.
  2. 練習3.
  3. 第4課.

配布物

  1. 「格の用法」.

課題

  1. 練習4:提出の必要はないが,希望者はノートをITC-LMSの課題の「随時提出用」に提出すること.簡単に添削して返却する.

第4回(2020/05/01)

授業内容

  1. 練習1.
  2. 練習2.A.
  3. 第3課.

配布物

  1. 「音韻」.
  2. 「練習問題の予習方法の例」.
  3. 「予習例」.

課題

  1. 練習2.B:ITC-LMSの「課題」に提出すること(全員).
  2. 練習3:提出の必要はない.

第3回(2020/04/24)

授業内容

  1. 第1–2課.

配布物

  1. 「古典ギリシア語」.
  2. 「オンライン授業について」.
  3. 「アクセント」.

「アクセント」の第1節(3)に次の記述を加えよ.

加える前
曲アクセント(ᾶ)はάὰのように
加えた後
曲アクセント(ᾶ / εῖ / αῦ)はάὰ / έὶ / άὺのように

課題

ITC-LMSの「課題」に提出すること.

  1. 練習1.A:提出してもよいし,提出しなくてもよい.
  2. 練習1.B:要提出.
  3. 練習2.A:要提出.

連絡

オンライン授業の間の小テストは次のようにする.授業時間になったら,各自ノート等に小テストの解答を記入する.おおむね全員終わった頃に各自カメラをオンにするよう指示するので,そのノートを映してもらい教員が確認する.確認終了後はカメラをオフにしておくこと.確認は,各自記入したかどうかに留め,内容までは確認しない.この方法で小テストを実施できない場合は代替方法を指示するのでメール等で連絡すること.

第2回(2020/04/17)

授業内容

休講だがオンライン授業等に関する質問をZoomで随時受け付ける.

第1回(2020/04/10)

授業内容

休講だがオンライン授業等に関する質問をZoomで随時受け付ける.

シラバス内容

講義題目

古典ギリシア語初級(前半)

授業の目標・概要

1, 目標

初級文法を1年かけて学び,古典ギリシア語で書かれた簡単な文章を読めるようにし,難しい文章であっても文法書と辞書を使えば何とか読めるようにする.

一般に古典ギリシア語を学ぶにはかなりの負担を覚悟しなければならないと思われている.したがって,そのために学修をためらったり,途中であきらめてしまう場合も少なくないと思われる.できるだけそのようにならないよう,履修者の理解度や自宅学習の時間を適宜確認しつつ,学修内容・進度と自宅学習の時間を調整するので,ためらわずに履修してほしい.

2, 古典ギリシア語

ギリシア語の重要性については改めて説明するまでもないだろう.古代ギリシア文明は西洋文化の原点であり,西洋文化の根底にあるものを知ろうとすれば,必然的に古代ギリシア文明に触れることになる.古代ギリシア語を学ぶのは容易とは言えないが,これを学ぶと,古代ギリシア語が擁する哲学・歴史学・文学・科学などあらゆる分野の膨大な文献に直接触れることができ,それらがどのように西洋文明やその他の文明に影響を与えているのかを知ることができるようになる.

ギリシア語の文献は紀元前15世紀頃の線文字B粘土板にさかのぼる.使用地域はやがて東地中海地域から地中海地域全体へ,一時はさらにインド方面にまで広がった.古典ギリシア語とは,紀元前5–4世紀にアテーナイを中心とする地域で使われていたギリシア語のことを言う.これを学べば,ホメーロス(紀元前8世紀頃)から中世ギリシア語に至るまでの各時代・地域のギリシア語や新約聖書のギリシア語も容易に習得できる.文献の豊富さゆえにラテン語,サンスクリット語などとともに印欧比較言語学に豊富な資料を提供するという点でもギリシア語は重要である.

授業のキーワード

ギリシア,ギリシャ,ラテン語,サンスクリット語,印欧語,古代

授業計画

教科書は全36課から成っているので,Sセメスターはその半分くらいまで進めることを目標とする.初回はギリシア語に関する簡単な解説を行ったあと,第1課(文字と発音)と第2課(アクセント)を扱う.

授業の方法

授業はすべて日本語で行う.予習は必須ではない.授業では教科書の内容を解説する.毎回課題が課されるので,それにもとづき復習を行ってもらう.課題の1つは暗記である.簡単な内容を覚え,次回の授業の最初に小テストを行って覚えられたかどうかを確認する.簡単な内容とは,教科書に挙げられている名詞・動詞などの変化表のことである.暗記に要する時間は1時間以内と想定している.また教科書各課末に練習問題が付されているので,授業で扱った課の練習問題を解いてきてもらう.練習問題に要する時間は3時間以内と想定している.したがって毎回の自宅学習の時間は4時間程度を想定している.解いてきた練習問題は,次の授業の際に出席者が順番に発表する.授業の段取りはしたがって次のとおりである.

  1. 小テスト(第2–12回)
  2. 練習問題
  3. 教科書の解説
  4. 課題の説明(必要に応じて)

成績評価方法

学期末試験(60点)と小テスト(20点),練習問題の発表状況(20点)で行う.

おおむね次のようになるように問題の作成・採点等を行う予定である.

50点
形態をある程度理解しており,練習問題を解いてきている.
65点
形態をだいたい理解しており,練習問題を解く際にそれを用いている.
80点
形態をほぼ理解しており,構文や語法に注意して練習問題を解いてきている.
90点
形態や構文,語法をほぼ正しく理解しており,自分の言葉で正しく説明できる.

教科書の練習問題を解く際は,単語の形態(名詞なら性・数・格,動詞なら法・時称・相・数・人称など)をきちんと調べておき,また構文や語法については教科書のどの節に説明があるかを調べておくと上達が早い.すなわちそのようにすれば,教科書の練習問題や学期末試験の問題をよく理解して解くことができ,ギリシア語の原典も正確に理解することができるようになる.単に上手(に見えるよう)な和訳ができただけでは評価を得ることができないことに注意せよ.逆に和訳がぎこちなかったとしても,形態や構文等について教科書の内容をきちんと理解した上でのものであれば評価は高くなる.

教科書

水谷智洋『古典ギリシア語初歩』(岩波書店,1990).3,500円+税.ISBN: 978-4-00-000829-7

参考書

参考書は使用しない.

履修上の注意

この授業を履修するための予備知識は特に必要ない.文系/理系の別や興味のある時代・地域・分野を問わず履修生を歓迎する.

なお,前半を受けただけでは文章を読めるようにはならないので,読めるようにするにはAセメスターに開講される「古典ギリシア語初級(後半)」(科目名:「古典語初級(ギリシア語)II」)も履修すること.なお「古典ギリシア語初級(後半)」は教養学部後期課程の科目「共通ギリシア語(6)」との合同授業である.進学が内定した2年生(など)は「共通ギリシア語(12)」として履修することができる.

Aセメスターには「古典ギリシア語初級(前半)」に当たる授業は開講されていないので,計画的に履修すること.

その他

毎回課題があって大変なように見えるが,これは学期末にまとめて勉強する代わりに毎日少しずつ勉強した方がよく身につき,効率的であるからである.出された課題に取り組むことによってその習慣を身につけてほしい.

教科書の記述は難しめであるが,適宜解説するので心配する必要はない.練習問題も多く感じるかもしれないが,すべてを課題として出すわけではなく,標準的な自宅学習の時間内に収まるように調整する.

この授業以上のことを学びたければ,中級やその他原典講読の授業を受講するとよいが,まずは古典ギリシア語初級をしっかり学んでおくことが重要である.また,ギリシア語の文章が何とか読めるようになっても,その文学的・歴史的・哲学的・文化的・あるいはその他の背景を知っておかなければその意味がわからないということがよくある.そのようなものを扱う授業も,もし受講できるようであれば受講しておくとよい.

「関連ホームページ」には過年度の授業実施状況が簡単に記されているので,雰囲気を事前に調べるためには一度見てみるとよい.

関連ホームページ

http://lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp/~cmatuura/

研究室電話番号

授業日の「4限」の前に相談を受け付ける.事前にメールで連絡してほしい.

リンク


Last modified: 2020/05/29

cmatuura<AT>mail.ecc.u-tokyo.ac.jp

© 2020 MATSUURA Takashi