[2023A教養学部前期/後期課程]古典ギリシア語初級(後半)

松浦高志の授業用ページ

目次

連絡事項

正誤表

資料名箇所
統語論(3)p. 2, l. 14An.An.
統語論(2)p. 4, l. 4属格与格
形態論(8):未来組織ほかp. 3,希求法未来3人称複数παιδεύσ οιντοπαιδεύσοιντο
形態論(2)p. 16,πολύςの女性複数対格πολλαςπολλᾱ́ς
問題(9)p. 2 (5)παίςπαῖς
問題(8)p. 4 (7)παίςπαῖς
問題(1)p. 3,左欄,l. 15ΓραύκωνΓλαύκων

進捗と予定

形態論(6):アオリスト組織
Aセメスター第1, 2回
形態論(7):完了組織
Aセメスター第3回
形態論(8):未来組織ほか
Aセメスター第4回
形態論(8):未来組織ほか(動形容詞)・統語論(1)
Aセメスター第5回

授業概要

以下の記録の正確性は保証しない.

開講
令和5年度(2023年度)Aセメスター
科目名(前期課程)
古典語初級(ギリシア語)II
科目名(前期課程:英語)
Classical Greek II (Introductory)
科目名(後期課程)
共通ギリシア語(12)
科目名(後期課程:英語)
Greek (12)
開講日時
金曜5時限(16:50/17:05–18:35)
時間割コード(前期課程)
51074
時間割コード(後期課程)
08A9212
単位数
2.0
科目区分
総合科目L(言語・コミュニケーション)
教室
151(第1回のみオンライン授業)
教科書
プリントを配布
履修人数:古典語初級(ギリシア語)II
6名
履修人数:共通ギリシア語(12)
5名

授業日程

教養学部の通常の授業日程に従う.

  1. 2023/10/06
  2. 2023/10/13
  3. 2023/10/20
  4. 2023/10/27
  5. 2023/11/10
  6. 2023/11/17
  7. 2023/11/22 5限:授業振替日の11/21(火)は都合が悪いため補講を行う予定です.
  8. 2023/12/01
  9. 2023/12/08
  10. 2023/12/15
  11. 2023/12/22
  12. 2024/01/05
  13. 2024/01/19

第13回(2024/01/19)

授業内容

  1. 「小テスト(13)」.
  2. 「練習問題(13)」.
  3. クセノポーン『アナバシス』第1巻第1章第3節(ἐπεὶ ... αὐτῷ).

第12回(2024/01/05)

授業内容

  1. 「小テスト(12)」.
  2. 「練習問題(12)」.
  3. 「統語論(8):条件文の書換・分詞」.

課題

  1. 「問題(12)」に書かれています.

配布物

  1. 「統語論(8):条件文の書換・分詞」.
  2. 「統語論(9):小辞」.
  3. 「問題(12)」.
  4. 「原典講読」.
  5. 原典講読教材(Steadman以外はITC-LMSで配布).

第11回(2023/12/22)

授業内容

  1. 「小テスト(11)」.
  2. 「練習問題(11)」.
  3. 「統語論(1):補遺」.
  4. 「統語論(7):理由文・時の文・関係文・間接話法」.

課題

  1. 「問題(11)」に書かれています.

配布物

  1. 「統語論(1):補遺」.
  2. 「統語論(7):理由文・時の文・関係文・間接話法」.
  3. 「統語論の要諦」.
  4. 「辞書の使い方」.
  5. 「問題(11)」.

第10回(2023/12/15)

授業内容

  1. 「小テスト(10)」.
  2. 「練習問題(9)」の「書き換えと和訳」(7–12)の解説.
  3. 「練習問題(10)」.
  4. 「統語論(6):条件文」.

課題

  1. 「問題(10)」に書かれています.

配布物

  1. 「統語論(6):条件文」.
  2. 「問題(10)」.

第9回(2023/12/08)

授業内容

  1. 「小テスト(9)」.
  2. 「練習問題(9)」.
  3. 「統語論(5):結果文・目的文」.

提出課題

  1. 「問題(8)」(2023年12月1日)の「練習問題(9)」の「書き換えと和訳」の残り(7–12)をITC-LMSに提出すること.授業時に紙媒体で提出してもよい.

課題

  1. 「問題(9)」に書かれています.

配布物

  1. 「統語論(5):結果文・目的文」.
  2. 「問題(9)」.

第8回(2023/12/01)

授業内容

  1. 「小テスト(8)」.
  2. 「練習問題(8)」.
  3. 「統語論(4):間接話法」.

課題

  1. 「問題(8)」に書かれています.

配布物

  1. 「統語論(4)」.
  2. 「問題(8)」.

第7回(2023/11/22)

授業内容

  1. 「小テスト(7)」.
  2. 「練習問題(7)」.
  3. 「統語論(3)」.

課題

  1. 「問題(7)」に書かれています.

配布物

  1. 「統語論(3)」.
  2. 「問題(7)」.

第6回(2023/11/17)

授業内容

  1. 「小テスト(6)」.
  2. 「練習問題(5)」の第6–7番(前回の残り).
  3. 「練習問題(6)」.
  4. 「統語論(2):格の用法と前置詞」.

課題

  1. 「問題(6)」の「小テスト(7)」と「練習問題(7)」.

配布物

  1. 「統語論(2):格の用法と前置詞」.
  2. 「問題(6)」.

第5回(2023/11/10)

授業内容

  1. 「小テスト(5)」.
  2. 「練習問題(5)」の第1–5番.
  3. 「形態論(8):未来組織ほか」第14節.
  4. 「統語論(1):文法的一致」.

課題

  1. 「問題(4)」の「練習問題(5)」の第6–7番(前回の残り).
  2. 「問題(5)」の「小テスト(6)」と「練習問題(6)」.

配布物

  1. 「統語論(1):文法的一致」.
  2. 「問題(5)」.

第4回(2023/10/27)

授業内容

  1. 「小テスト(4)」.
  2. 「練習問題(4)」.
  3. 「形態論(8):未来組織ほか」第12–13節.

課題

「問題(4)」の「小テスト(5)」と「和訳(5)」の1–5.

配布物

  1. 「形態論(8):未来組織ほか」.
  2. 「問題(4)」.

第3回(2023/10/20)

授業内容

  1. 「小テスト(3)」.
  2. 「練習問題(2)」(6)の後半以降.
  3. 「練習問題(3)」.
  4. 「形態論(7):完了組織」.

課題

「問題(3)」.

配布物

  1. 「形態論(7):完了組織」.
  2. 「問題(3)」.

第2回(2023/10/13)

授業内容

  1. 「小テスト(2)」.
  2. 「練習問題(2)」(1)から(6)の前半まで.残りは次回やります.

課題

「練習問題(2)」(6)の後半以降と「問題(2)」.

配布物

  1. 第1回にITC-LMSで配布した資料を紙媒体で.
  2. 「問題(2)」.

第1回(2023/10/06)

授業内容

  1. 「語彙の強化」.
  2. 「形態論(6):アオリスト組織」.
  3. 「アオリスト形から現在形を引く」.

課題

「問題(1)」に書かれています.

配布物

印刷したものは次回配布します.

  1. 「形態論(6):アオリスト組織」.
  2. 「アオリスト形から現在形を引く」.
  3. 「問題(1)」.
  4. 「語彙の強化」.
  5. 「古代ギリシア語基本単語192」.
  6. 「第二アオリスト形を覚える」.
  7. 「主な動詞の主要部分」.

シラバス内容

講義題目

日本語
古典ギリシア語初級(後半)
英語
Elementary Greek (second half)

授業の目標・概要

※当授業はSセメスターの「古典ギリシア語初級(前半)」(科目名:私の担当する「古典語初級(ギリシア語)I」)の続きである.これを履修していない場合,その内容を自習しておく必要がある.Aセメスターで扱う内容の概要は以下の「授業計画」に記載されている.Sセメスターで扱った内容は「関連ホームページ」に記載されているので確認しておくこと.Sセメスターで使用したテキストは,ITC-LMS上に当授業のコマが設定され次第載せるので,Aセメスターからの受講者は確認しておくこと.

I. 目標

初級文法を一年かけて学び,古典ギリシア語で書かれた文章を,辞書と文法書を使えば何とか読めるようにする.

II. 概要

Aセメスターの授業の主な内容は次の三つである.

  1. 動詞の活用を覚える.
  2. 単文の主要な構文を覚える.
  3. 複文の主要な構文を覚える.

授業のキーワード

日本語
ギリシア,ギリシャ,ラテン語,ローマ,サンスクリット語,印欧語
英語
Greek, Latin, Rome, Sanskrit, Indo-European

授業計画

第1回
アオリスト組織[オンライン授業]
第2回
アオリスト組織(つづき)[これ以降対面授業]
第3回
完了組織
第4回
動詞の活用の残り
第5回
統語論(1):文法的一致・定冠詞
第6回
統語論(2):格・前置詞
第7回
統語論(3):単文の表現法
第8回
統語論(4):間接話法(前半)
第9回
統語論(5):結果文・目的文
第10回
統語論(6):条件文・理由文
第11回
統語論(7):関係文・時の節・間接話法(後半)
第12回
統語論(8):状況説明分詞
第13回
原典講読

105分授業との差分の15分間は各自での小テストの実施に充て,小テストの内容は暗記しているものとして授業を進める.

授業の方法

I. 概要

  1. 当授業は90分授業(教養学部の基本方針どおり).
  2. 第1回はオンライン授業,第2回以降は対面授業(教養学部の基本方針どおり).
  3. 講義形式.ただし練習問題の答え合わせは受講生が順番に発表していく形式.

II. 授業の進め方

授業は次のように行う.第1回はa, d, e, fのみ行う.

  1. [授業前]必要があれば教材を事前にダウンロードしておく.
  2. [105分授業開始時刻]小テスト用紙配布開始.
  3. [90分授業開始]練習問題の答え合わせ(受講生が順番に発表).
  4. 教材を配布し新たな文法事項を学習する.
  5. 次回の小テストと練習問題の指示.
  6. [授業後]小テストのための暗記を行い,練習問題を解いてくる.

小テストの用紙は105分授業開始時刻(16:50)に配れるようにしておくので,それを受け取って90分授業開始時刻(17:05)までに実施してもよいし,ほかの時間に実施してもよい.

成績評価方法

I. 概要

練習問題・原典講読の発表状況
50点
提出課題
20点
小テスト
30点

提出課題は,ふだん口頭で発表している練習問題を,書いて提出するもの.学期中に2回程度課す.

II. 採点基準

おおむね次のようになるように採点を行う予定である.

50点
形態をある程度理解しており,練習問題を解いてきている.
65点
形態をだいたい理解しており,練習問題を解く際にそれを用いている.
80点
形態をほぼ理解しており,構文や語法に注意して練習問題を解いてきている.
90点
形態や構文,語法をほぼ正しく理解しており,自分の言葉で正しく説明できる.

練習問題を解く際は,単語の形態(名詞なら性・数・格,動詞なら法・時称・相・数・人称など)をきちんと調べておき,また構文や語法については教材のどの項目に説明があるかを調べておくと上達が早い.すなわちそのようにすれば,練習問題をよく理解して解くことができ,ギリシア語の原典も正確に理解することができるようになる.単に上手(に見えるよう)な和訳ができただけでは評価を得ることができないことに注意せよ.逆に和訳がぎこちなかったとしても,形態や構文等について教材の内容をきちんと理解した上でのものであれば評価は高くなる.

III. 小テスト

小テストの内容は主に変化表の単なる暗記であり,90分授業の時間外(105分授業との差分)に各自で実施する形式である.そのため公平性を確保した上で厳密に採点することが難しい.したがって採点の際にはその点を考慮する.ただし小テストで扱う内容はいずれも暗記しているものとして授業を進めるので,その点に注意して取り組むこと.

教科書

プリントを配布する.

参考書

授業中に指示をする.

水谷智洋『古典ギリシア語初歩』(岩波書店,1990).3,500円+税.ISBN: 978-4-00-000829-7

文法事項を先に概観しておきたい学生のために,昨年度まで使用していた教科書を挙げておく.通常は使用する必要はない.

履修上の注意

この授業はSセメスターの続きであるから注意すること.なお,Aセメスターには「古典ギリシア語初級(前半)」に相当する授業は開講されていないので,計画的に履修すること.

その他

毎回課題があって大変なように見えるが,これは学期末にまとめて勉強する代わりに毎日少しずつ勉強した方がよく身につき,効率的であるからである.出された課題に取り組むことによってその習慣を身につけてほしい.

「関連ホームページ」には過年度の授業実施状況が簡単に記されているので,雰囲気を事前に調べるためには一度見てみるとよい.

関連ホームページ

http://lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp/~cmatuura/

オフィスアワー

西洋古典学研究室の開室日・時間帯に受け付ける.内線も同じページで確認のこと.

オンライン授業情報

ITC-LMSの「オンライン授業情報」で確認すること.ハイブリッド形式の場合の接続情報も同じ.

授業実施形態

対面・オンライン併用型A

リンク


Last modified: 2024/02/03

cmatuura<AT>mail.ecc.u-tokyo.ac.jp

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