[2022A人文社会系研究科・文学部]ギリシア語散文精読(プラトーン『饗宴』)

松浦高志の授業用ページ

目次

連絡事項

  1. 第2回以降は対面形式.オンラインでの受講が急遽必要になった場合は早めに連絡すること.

参考文献へのリンク

中級講読でよく用いられる参考文献についてはhttps://museion.sakura.ne.jp/wiki/?eLearning/Intermediate/Greekを参照すること.

授業概要

以下の記録の正確性は保証しない.

開講
令和4年度(2022年度)Aセメスター
科目名(学部)
西洋古典学特殊講義V
科目名(学部:英語)
Topics in Greek and Latin Classics V
科目名(大学院)
ギリシア語散文講読
科目名(大学院:英語)
Greek Prose Reading
開講日時
木曜4時限(14:55–16:40)
単位数
2.0
主担当教員
日向太郎,松浦高志
教室
本郷キャンパス(第1回のみハイブリッド形式)
履修人数:学部
7名
履修人数:大学院
4名

授業日程

文学部/大学院人文社会系研究科の通常の授業日程に従う.

第13回(2023/01/12)

授業内容

  1. 「プラトーン『饗宴』」175b3–c2 (... ἵνα ὑμᾶς ἐπαινῶμεν.).

レポート

ITC-LMSにレポート提出用のページができており,締切や指示などはそこに書かれています.

参考文献

  1. G. J. Boter, ‘Plato Symposium 175b1: ὅς as the Nominative Singular of the Indirect Reflexive Pronoun’, Mnemosyne, 59 (2006), 129–134.

第12回(2023/01/05)

授業内容

  1. 「プラトーン『饗宴』」175a3–b3 (... ὅποι ἂν τύχῃ ἕστηκεν.).

第11回(2022/12/22)

授業内容

  1. 「プラトーン『饗宴』」174e12–175a3 (... εἰσάξεις Σωκράτη;).

第10回(2022/12/15)

授業内容

  1. 「プラトーン『饗宴』」174e7–12 (... δεῦρ’ ἐπὶ δεῖπνον.).

第9回(2022/12/08)

授業内容

  1. 「プラトーン『饗宴』」174e1–7 (... ὅπως συνδειπμήσῃς.).

参考文献

  1. Albert Thumb, ‛Zur Aktionsart der mit Präpositionen zusammengesetzten Verba im Griechischen’, Indogermanische Forschungen, 27 (1910), 195–199.
  2. Maria Napoli, Aspect and Actionality in Homeric Greek. A Contrastive Analysis (Milano: FrancoAngeli, 2006).
  3. J. Brunel, L’aspect verbal et l’emploi des préverbes en grec, particulièrement en attique (Paris: Klinksieck, 1939).

第8回(2022/12/01)

授業内容

  1. 「プラトーン『饗宴』」174d9–e1 (... γελοῖον παθεῖν.).

第7回(2022/11/24)

授業内容

  1. 「プラトーン『饗宴』」174d2–9 (... εἰς τὸ πρόσθεν.).

第6回(2022/11/17)

授業内容

  1. 「プラトーン『饗宴』」174c4–d1 (... ὑπὸ σοῦ κεκλημένος.).

参考文献

  1. James W. Halporn, Martin Oswald, and Thomas G. Rosenmeyer, The Meters of Greek and Latin Poetry² (Norman, 1980).
  2. Bruno Snell, Griechische Metrik (Göttingen, 1955).

第5回(2022/11/10)

授業内容

  1. 「プラトーン『饗宴』」174b1–c4 (... ἐπὶ τὴν τοῦ ἀμείνονος.).

第4回(2022/10/27)

授業内容

  1. 「プラトーン『饗宴』」174a8–b1 (... ἄκλητος ἐπὶ δεῖπνον;).

第3回(2022/10/20)

授業内容

  1. 「プラトーン『饗宴』」174a4–8 (... παρέσεσθαι.).

第2回(2022/10/13)

授業内容

  1. 「プラトーン『饗宴』」173e4–174a4 (... ὀλιγάκις ἐποίει·).

参考文献

  1. Elizabeth Fawcett Tucker, The Creation of Morphological Regularity: Early Greek Verbs in -éō, -áō, -óō, -úō and -íō (Göttingen: Vandenhoeck & Ruprecht, 1990).

第1回(2022/10/06)

授業内容

  1. 「プラトーン『饗宴』」173e1–3 (... νῦν ἐρίζειν·).

シラバス内容

講義題目

ギリシア語散文精読(プラトーン『饗宴』)

授業の目標・概要

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 2022/08/15更新 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

  1. Aセメスター第1回は173e1: [Ἀπ.] ὦ φίλτατε, ...から読む.
  2. Aセメスター第1回は教室内の混雑回避等のため,ハイブリッド形式とする(URL等はITC-LMSで確認のこと).第2回以降は対面形式を予定しているが,ハイブリッド形式の準備は毎回行っている.濃厚接触者になった場合等は早めに連絡すること.その回のみハイブリッド形式で行う.

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

古典期アッティカ方言で作られた易しめの散文を精読し,古代ギリシア語への理解を深める.

今セメスターはプラトーン『饗宴』(Plato, Symposium)の途中(Sセメスターのつづき)から講読する.具体的な箇所はSセメスター終了時に「関連ホームページ」に掲載するので確認すること.

易しめの散文を講読するので,古典ギリシア語の初級文法を(ほぼ)終えていれば無理なく受講できる.この授業では,特に形態論,統語論,語彙,語法に注意し,ギリシア語を精確に理解するのを目標とする.講読の量は多くはないが,学修の段階に応じ,能動的に予習をしてくることが要求される.

古典ギリシア語の初級文法を終えたばかりの場合,まずは初級文法書で学んだ形態論や統語論を定着させるために,単語一つひとつの形や語法等を初級文法書や中級者向け辞典を用いてしっかり調べておき,授業中に説明できるようにしておくことが要求される.また中級文法書(Smyth, Grammarなど)や大辞典(LSJ)などの使い方を説明するので,授業中に示されたそれらの参照箇所を,読んで理解できるように努めてほしい.

中級講読をある程度行い文法事項が身に付いている学生・院生は,中級文法書を使いこなせるようになることが要求される.初級文法書や中級者向け辞典では説明が省略されているような事項についても,各自で調べて説明できるようにしてほしい.

十分な講読の経験がある場合,以上に加えて中級文法書等では不十分な箇所等についても,上級文法書や各種専門書,論文等を用いて調べてくることが要求される.

授業のキーワード

日本語
ギリシア語,ギリシャ語,プラトーン,プラトン,文法
英語
Greek, Plato, Grammar

授業計画

第1回は,Aセメスターからの受講者がいれば授業前半に簡単にイントロダクションを行い,テキストの配布や,参考文献についての解説を行う.残りの時間はSセメスターのつづきから読む予定なので,(特にSセメスターから継続して受講する学生・院生は)予習が必要.

第2回以降は講読を行うので全員,毎回予習が必要である(「授業の方法」参照).最終回終了後,レポートの提出が必要(「成績評価」参照).

授業の方法

輪読形式である.本文を1文くらいずつに短く区切り,学生・院生に当てて音読,和訳,調べてきたことの発表を行ってもらう.その後,正しく理解できているかどうか確認するため,教員がいくつか質問するので答えてもらう.最後に,必要があれば問題となる箇所について全員で議論する.

読む分量は多くないので,学生・院生に事前に訳読箇所を割り振ることはしない予定であるが,受講者の状況により必要があればそのようにする.

成績評価方法

授業中の訳読や発言(80点)と学期末のレポート(20点).

レポートは,ふだん授業で行っていることを,文章できちんと記述できるかどうかを試すものである.授業で扱った箇所の一部を指定するので,和訳と,文献を使って調べたことを書いて提出する.

教科書

教科書は使用しない.

参考書

履修上の注意

古典ギリシア語初級を(ほぼ)終えていればよい.

関連ホームページ

http://lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp/~cmatuura/

授業実施形態

対面型

リンク


Last modified: 2023/01/15

cmatuura<AT>mail.ecc.u-tokyo.ac.jp

© 2022–2023 MATSUURA Takashi