1. ウェブページの内容を得る

OpenSSLのs_clientコマンドを用いてウェブページの内容を見よう.

ブラウザを使ってウェブページを見てみよう

ブラウザを使って,https://lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp/johzu/joho/Data/Protocol/sample.htmlを見てみよう.

OpenSSL の s_client コマンドを用いてウェブサーバに接続しよう

  1. ターミナルを起動しよう.
    以下では,打ち込む文字数や表示される文字数が多いため, ターミナルを少し大きめ(標準が横80文字縦24行のところを横100文字縦28行)にしてある.
  2. OpenSSLのs_clientコマンドを使い,lecture.ecc.u-tokyo.ac.jpの443番ポートに接続してみよう.
    (打ち込む文字列→) openssl s_client -crlf -quiet -connect lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp:443
    ちなみに「-crlf」はreturnキー符号の変換,「-quiet」は認証情報の簡略表示を指定している.

    打ち込んだ後に「return」を押すと,接続したウェブサーバの認証情報が表示される.
    (この表示内容は環境によって若干異なるかもしれない)

ウェブページの内容を得る

  1. HTTP1.1のGETメソッドを用いてウェブページの内容を見よう.(参考:教科書の図4.3)
    (打ち込む文字列→) GET /johzu/joho/Data/Protocol/sample.html HTTP/1.1

  2. ホストを指定する.
    「return」を押した後で,ホストの指定をする.
    (打ち込む文字列→) Host: lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp

    打ち込んだ後に「return」を2度押す.

上の実行結果では,2度目のreturnの直後の3行がウェブサーバの認証情報で, その後に HTTP/1.1 によるウェブサーバからの応答が表示されている. 「HTTP/1.1 200 OK」から「Content-Type: text/html」までがHTTPのヘッダ情報であり, その後に本体情報として GET された文書が示されている. 最初にブラウザで確認した内容と比較してみよう.
なお,html文書について詳しく知りたい人は HWB 17.3 などを読むと良いだろう.