ギリシア語散文精読(プラトーン『饗宴』)
[松浦高志の授業用ページ]
目次
連絡事項
参考文献へのリンク
中級講読でよく用いられる参考文献についてはhttps://museion.sakura.ne.jp/wiki/?eLearning/Intermediate/Greekを参照すること.
授業概要
以下の記録の正確性は保証しない.
- 開講
- 令和6年度(2024年度)Aセメスター
- 科目名(学部)
- 西洋古典学特殊講義II
- 科目名(学部:英語)
- Topics in Greek and Latin Classics II
- 科目名(大学院)
- ギリシア語散文講読
- 科目名(大学院:英語)
- Greek Prose Reading
- 開講日時
- 木曜4時限(14:55–16:40)
- 時間割コード(学部)
- 04243942
- 時間割コード(大学院)
- 21243102
- 単位数
- 2.0
- 主担当教員
- 日向太郎,松浦高志
- 教室
- UTOLで確認のこと(第1回のみハイブリッド形式)
- 履修人数:学部
- ?名
- 履修人数:大学院
- ?名
授業日程
大学院人文社会系研究科・文学部の通常の授業日程に従う.
- 2024/10/03
- 2024/10/10
- 2024/10/17
- 2024/10/24
- 2024/10/31
- 2024/11/07
- 2024/11/14
- 2024/11/28: 11月21日(木)は授業の行われない日
- 2024/12/05
- 2024/12/12
- 2024/12/19
- 2024/12/26
- 2025/01/09
第11回(2024/12/19)
授業内容
- プラトーン『饗宴』186a2–b5: τὸ μὲν γὰρ ... τοῦτον ἔχει.
第10回(2024/12/12)
授業内容
- プラトーン『饗宴』185e4–186a2: οὐκ ἂν φθάνοις, ... ἐπιθεῖναι τῷ λόγῳ.
第9回(2024/12/05)
授業内容
- プラトーン『饗宴』185d7–e4: ἐν ᾧ δ’ ἂν ... παύσεται.
配布物
- Gotō T., Old-Indo-Aryan Morphology and its Indo-Iranian Background (Wien: Verlag der Österreichischen Akademie der Wissenschaften, 2013), 79–81.
第8回(2024/11/28)
授業内容
- プラトーン『饗宴』185c4–d7: Παυσανίου δὲ παυσαμένου ... ἐν τῷ ἐμῷ.
第7回(2024/11/14)
授業内容
- プラトーン『饗宴』185b5–c4: οὕτω πᾶν ... συμβάλλομαι.
第6回(2024/11/07)
授業内容
- プラトーン『饗宴』184e7–185b5: εἰ γάρ τις ... πάντων κάλλιστον.
第5回(2024/10/31)
授業内容
- プラトーン『饗宴』184c9–e7: δεῖ δὴ τὼ ... φέρει καὶ μή.
第4回(2024/10/24)
授業内容
- プラトーン『饗宴』184c3–9: αὕτη δ’ ἐστὶν ... οὐδὲ κολακείᾱ.
課題(次回の授業時まで)
- Smyth §1042にある三つの例文の和訳:UTOLの「課題」に詳細が書かれています.
配布物
- 「同性愛と異性愛(2)」(以前のセメスターでも配布).
第3回(2024/10/17)
授業内容
- プラトーン『饗宴』184b4–c3: οὐδὲν γὰρ ... οὐκ ἐπονείδιστος.
配布物
いずれもUTOLで配布.
- GP 224–225 (δή: 12-iii), 316–317 (καί: C), 236–240 (δή: IV).
第2回(2024/10/10)
授業内容
- プラトーン『饗宴』184a6–b4: οὕτω δὴ ... μὴ καταφρονήσῃ.
配布物
いずれもUTOLで配布.
- サッポーLobel–Page編断片第1番.
- 「ノモスとピュシス(1–4)」.
第1回(2024/10/03)
授業内容
- イントロダクション.
- プラトーン『饗宴』183e6–184a6: ὁ δὲ τοῦ ἤθους ... ὁ ἐρώμενος.
シラバス内容
講義題目
- 日本語
- ギリシア語散文精読(プラトーン『饗宴』)
- 英語
- Reading Plato’s Symposium
授業の目標・概要
古典期アッティカ方言で作られた易しめの散文を精読し,古代ギリシア語への理解を深める.
今セメスターはプラトーン『饗宴』183e6: ὁ δὲ τοῦ ἤθους ...から読む(Sセメスターの続き).
易しめの散文を講読するので,古典ギリシア語の初級文法を(ほぼ)終えていれば無理なく受講できる.この授業では,特に形態論,統語論,語彙,語法に注意し,ギリシア語を精確に理解するのを目標とする.講読の量は多くはないが,学修の段階に応じ,能動的に予習をしてくることが要求される.
古典ギリシア語の初級文法を終えたばかりの場合,まずは初級文法書で学んだ形態論や統語論を定着させるために,単語一つひとつの形や語法等を初級文法書や中級者向け辞典を用いてしっかり調べておき,授業中に説明できるようにしておくことが要求される.また中級文法書(Smyth, Grammarなど)や大辞典(LSJ)などの使い方を説明するので,授業中に示されたそれらの参照箇所を,読んで理解できるように努めてほしい.
中級講読をある程度行い文法事項が身に付いている学生・院生は,中級文法書を使いこなせるようになることが要求される.初級文法書や中級者向け辞典では説明が省略されているような事項についても,各自で調べて説明できるようにしてほしい.
十分な講読の経験がある場合,以上に加えて中級文法書等では不十分な箇所等についても,上級文法書や各種専門書,論文等を用いて調べてくることが要求される.
授業のキーワード
- 日本語
- ギリシア語,ギリシャ語,プラトーン,プラトン,文法
- 英語
- Greek, Plato, Grammar
授業計画
(「授業実施形態」の記述にかかわらず)第1回はハイブリッド形式とする.URL等はUTOLで確認すること.
- 第1回
- [ハイブリッド形式]Aセメスターからの受講者がいれば授業前半に簡単にイントロダクションを行い,テキストの配布や,参考文献についての解説を行う.残りの時間はSセメスターのつづきから読む予定なので,(特にSセメスターから継続して受講する学生・院生は)予習が必要.
- 第2–13回
- [対面形式のみ]講読を行うので毎回予習が必要である(「授業の方法」参照).最終回終了後,レポートの提出が必要(「成績評価」参照).
第2回以降もやむを得ない事情があれば,ハイブリッド形式で行うことができる場合がある.当日14時頃までに連絡すること.
授業の方法
輪読形式である.本文を1文くらいずつに短く区切り,学生・院生に当てて音読,和訳,調べてきたことの発表を行ってもらう.その後,正しく理解できているかどうか確認するため,教員がいくつか質問するので答えてもらう.最後に,必要があれば問題となる箇所について全員で議論する.
読む分量は毎回10–20行程度と多くはないので,学生・院生に事前に訳読箇所を割り振ることはしない予定であるが,受講者の状況により必要があればそのようにする.
成績評価方法
授業中の訳読や発言(80点)と学期末のレポート(20点).
レポートは,ふだん授業で行っていることを,文章できちんと記述できるかどうかを試すものである.授業で扱った箇所の一部を指定するので,和訳と,文献を使って調べたことを書いて提出する.
教科書
教科書は使用しない.
参考書
- H. W. Smyth, Greek Grammar², rev. G. Messing (Cambridge, Mass., 1956).
- J. D. Denniston, Greek Particles², rev. K. J. Dover (Oxford, 1954).
履修上の注意
- 古典ギリシア語初級を(ほぼ)終えていれば履修できる.
- 予習は必須.次回の授業で読む範囲を辞書や文法書等を用いて詳細に調べ,授業中に自分の言葉で十分に説明できるようにしておく.復習と合わせて1回あたり4時間が目安.
- 復習の内容は,予習の際に調べられなかった点,誤っていた点があれば辞書や文法書等で確認すること.予習と合わせて1回あたり4時間が目安.
関連ホームページ
http://lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp/~cmatuura/
オフィスアワー
内線XXXXX https://www.l.u-tokyo.ac.jp/glc/も参照のこと.
授業実施形態
対面型(対面のみで実施)
リンク
Last modified: 2024/12/19
cmatuura<AT>mail.ecc.u-tokyo.ac.jp
© 2024 MATSUURA Takashi