古典ギリシア語初級(後半)
[松浦高志の授業用ページ]
目次
連絡事項
正誤表
資料名 | 箇所 | 誤 | 正 | 備考 |
教科書 | p. 205, (36) | [幹] | [重] | |
進捗・予定
- アオリスト組織(1)
- アオリスト組織(2)
- 完了組織
- 未来組織・未来完了組織
- 動形容詞・統語論(限定的と述語的)
授業概要
以下の記録の正確性は保証しない.
- 開講
- 令和7年度(2025年度)Aセメスター
- 科目名(前期課程)
- 古典語初級(ギリシア語)I
- 科目名(前期課程:英語)
- Classical Greek I (Introductory)
- 科目名(後期課程)
- 共通ギリシア語(12)
- 科目名(後期課程:英語)
- Greek (12)
- 開講日時
- 金曜5時限(16:50/17:05–18:35)
- 時間割コード(前期課程)
- 時間割コード(後期課程)
- 単位数
- 2.0
- 科目区分
- 総合科目L(言語・コミュニケーション)
- 教室
- [UTASで確認のこと](第1回のみオンライン授業)
- 教科書
- プリントを配布
- 履修人数:古典語初級(ギリシア語)I
- ?名
- 履修人数:共通ギリシア語(12)
- ?名
授業日程
教養学部の通常の授業日程に従う.
- 2025/10/03
- 2025/10/10
- 2025/10/17
- 2025/10/24
- 2025/10/31
- 2025/11/07
- 2025/11/14: 11月21日(金)は授業休止
- 2025/11/28
- 2025/12/05
- 2025/12/12
- 2025/12/19
- 2025/12/26
- 2026/01/09
第3回(2025/10/17)
授業内容
- 「小テスト(3)」.
- 「問題(2)」の(7)の[3].
- 「問題(3)」.
- 教科書§4.4 (pp. 128–139).
課題
- 「小テスト(4)」.
- 「問題(4)」.
配布物
- 教科書pp. 129–140.
- 「課題(3)」.
第2回(2025/10/10)
授業内容
- 「小テスト(2)」.
- 「問題(2)」(1)から(7)の[2]まで.
- 教科書§4.3.2 (pp. 125–128).
課題
- 「小テスト(3)」.
- 「問題(2)」の(7)の[3].
- 「問題(3)」.
第1回(2025/10/03)
授業内容
- 「語彙の強化」.
- 教科書§4.3.1 (pp. 112–126).
課題
- 「小テスト(2)」.
- 「問題(2)」.
配布物
印刷したものは次回配布します.
- 教科書pp. 113–128, 201–220(誤植があるので次回までに差し替えます).
- 「課題(1)」.
- 「語彙の強化」.
シラバス内容
講義題目
- 日本語
- 古典ギリシア語初級(後半)
- 英語
- Elementary Greek (second half)
授業の目標・概要
I. 目標
※当授業はSセメスターの「古典ギリシア語初級(前半)」(科目名:私の担当する「古典語初級(ギリシア語)I」または「共通ギリシア語(11)」)の続きである.これを履修していない場合,その内容を自習しておく必要がある.Aセメスターで扱う内容の概要は以下の「授業計画」に記載されている.Sセメスターで扱った内容は「関連ホームページ」に記載されているので確認しておくこと.Sセメスターで使用したテキストは,UTOL上に当授業のコマが設定され次第載せるので,Aセメスターからの受講者は確認しておくこと.
初級文法を一年かけて学び,古典ギリシア語で書かれた文章を,辞書と文法書を使えば何とか読めるようにする.
II. 概要
Aセメスターの授業の主な内容は次の三つである.
- 動詞の活用を覚える.
- 単文の主要な構文を覚える.
- 複文の主要な構文を覚える.
授業のキーワード
- 日本語
- ギリシア,ギリシャ,ラテン語,ローマ,サンスクリット語,印欧語
- 英語
- Greek, Latin, Rome, Sanskrit, Indo-European
授業計画
- 第1回
- アオリスト組織
- 第2回
- アオリスト組織(つづき)
- 第3回
- 完了組織
- 第4回
- 動詞の活用の残り(未来組織・未来完了組織・動形容詞)
- 第5回
- 統語論(1):文法的一致・定冠詞
- 第6回
- 統語論(2):格・前置詞
- 第7回
- 統語論(3):単文の表現法
- 第8回
- 統語論(4):間接話法(前半)
- 第9回
- 統語論(5):結果文・目的文
- 第10回
- 統語論(6):条件文・理由文
- 第11回
- 統語論(7):関係文・時の節・間接話法(後半)
- 第12回
- 統語論(8):状況説明分詞
- 第13回
- 原典講読入門
105分授業との差分の15分間は各自での小テストの実施に充て,小テストの内容は暗記しているものとして授業を進める.
授業の方法
I. 概要
- 当授業は90分授業(教養学部の基本方針どおり).
- 第1回はオンライン授業,第2回以降は対面授業(教養学部の基本方針どおり).
- 講義形式.ただし練習問題の答え合わせは受講生が順番に発表していく形式.
II. 授業の進め方
授業は次のように行う.第1回はa, d, e, fのみ行う.
- [授業前]必要があれば教材を事前にダウンロードしておく.
- [105分授業開始時刻]小テスト用紙配布開始.
- [90分授業開始]練習問題の答え合わせ(受講生が順番に発表).
- 教材を配布し新たな文法事項を学習する.
- 次回の小テストと練習問題の指示.
- [授業後]小テストのための暗記を行い,練習問題を解いてくる.
小テストの用紙は105分授業開始時刻(16:50)に配れるようにしておくので,それを受け取って90分授業開始時刻(17:05)までに実施してもよいし,ほかの時間に実施してもよい.
成績評価方法
I. 概要
- 練習問題・原典講読の発表状況
- 60点
- 提出課題
- 10点
- 小テスト
- 30点
Sセメスターとは異なり,学期末試験は実施しない.提出課題は,ふだん口頭で発表している練習問題を,書いて提出するもの.学期中に2回程度課す.
II. 採点基準
おおむね次のようになるように採点を行う予定である.
- 50点
- 形態をある程度理解しており,練習問題を解いてきている.
- 65点
- 形態をだいたい理解しており,練習問題を解く際にそれを用いている.
- 80点
- 形態をほぼ理解しており,構文や語法に注意して練習問題を解いてきている.
- 90点
- 形態や構文,語法をほぼ正しく理解しており,自分の言葉で正しく説明できる.
練習問題を解く際は,単語の形態(名詞なら性・数・格,動詞なら法・時称・相・数・人称など)をきちんと調べておき,また構文や語法については教材のどの項目に説明があるかを調べておくと上達が早い.すなわちそのようにすれば,練習問題をよく理解して解くことができ,ギリシア語の原典も正確に理解することができるようになる.単に上手(に見えるよう)な和訳ができただけでは評価を得ることができないことに注意せよ.逆に和訳がぎこちなかったとしても,形態や構文等について教材の内容をきちんと理解した上でのものであれば評価は高くなる.
III. 小テスト
小テストの内容は主に変化表の単なる暗記であり,90分授業の時間外(105分授業との差分)に各自で実施する形式である.そのため公平性を確保した上で厳密に採点することが難しい.したがって採点の際にはその点を考慮する.ただし小テストで扱う内容はいずれも暗記しているものとして授業を進めるので,その点に注意して取り組むこと.
教科書
プリントを配布する.
参考書
参考書は使用しない.
履修上の注意
I. 履修前の予備知識
この授業はSセメスターの「古典ギリシア語初級(前半)」(科目名:私の担当する「古典語初級(ギリシア語)I」または「共通ギリシア語(11)」)の続きであるから注意すること.なお,Aセメスターには「古典ギリシア語初級(前半)」に相当する授業は開講されていないので,計画的に履修すること.
II. 予習と復習
予習は不要.可能な限りプリントを木曜日までにUTOLにアップロードするように心がけるので,希望者はそれを用いて次回の授業内容を概観することができる.
復習は4時間程度必要(2単位の授業の標準的な授業時間外の学修時間).小テストの暗記に1時間以内,練習問題(和訳等)に3時間程度を想定している.履修者の負担の程度を見ながら,練習問題等の分量を適宜調整する.
その他
毎回課題があって大変なように見えるが,これは学期末にまとめて勉強する代わりに毎日少しずつ勉強した方がよく身につき,効率的であるからである.出された課題に取り組むことによってその習慣を身につけてほしい.
「関連ホームページ」には過年度の授業実施状況が簡単に記されているので,雰囲気を事前に調べるためには一度見てみるとよい.
関連ホームページ
http://lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp/~cmatuura/
オフィスアワー
西洋古典学研究室の開室日・時間帯に受け付ける.内線も同じページで確認のこと.
授業実施形態
対面・オンライン併用型A
授業時間
90分.
90分授業の場合の不足する授業時間の補填方法
各自での小テストの実施と答え合わせに充て,小テストの内容は暗記しているものとして授業を進める.
リンク
Last modified: 2025/10/19
cmatuura<AT>mail.ecc.u-tokyo.ac.jp
© 2025 MATSUURA Takashi