学期末試験(繰上試験)は予定通り,第13回(2022/07/08)の15:10–16:40に筆記試験(持込不可)で行います.
以下の記録の正確性は保証しない.
以上のほかに聴講扱いが1名.
教養学部の通常の授業日程に従う.
学期末試験(繰上試験)は予定通り,第13回(2022/07/08)の15:10–16:40に筆記試験(持込不可)で行います.
「アーテー(1)」の以下の箇所を訂正してください.
箇所 | 誤 | 正 |
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p. 2, ll. 9–17 | この主観的な意味と……Hipp. 241. | (削除) |
「ノモスとピュシス(1)」の以下の箇所を訂正してください.
箇所 | 誤 | 正 |
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p. 6,下から8行目 | 高く | 低く |
p. 6,下から8行目 | 低く | 高く |
古代ギリシア人の思考世界
古代ギリシア文化にはじめて触れる学生を主な対象とし,古代ギリシアの文献に現れる特徴的な言葉について解説する.テキストを読む際には翻訳を用いるので,古代ギリシア語の知識は必要ない.
古代ギリシアの文献には,「徳」(aretḗ),「名誉」(tīmḗ),「恥」(aidṓs),「侮辱」(hýbris),「法」(nómos),「自然」(phýsis),運(týkhē)といった言葉が頻繁に現れるが,これらの言葉を古代ギリシア人が用いる際に,具体的にどのようなことをイメージしながら用いていたのかを知ることはなかなか難しい.この授業では,これらの言葉が用いられているさまざまな例を読むことによって,そのイメージを得ることができるようにすることが目標である.またこれにより,古代ギリシア人の思考に近づき,古代ギリシア文化の一部を理解できるようにすることを目標とする.
なお,哲学文献が引用されることは割合多いが,哲学の授業ではないので注意すること.昨年度までのSセメスターの授業では住宅,食生活,娯楽,通過儀礼,経済といった物質文明,あるいは文化のうち目に見えるものについて扱ったが,今年度は非物質文明,あるいは文明のうち目に見えないものについて扱うというわけである.
第1回は授業に関する説明を簡単に行ったあと,古代ギリシアの略史と重要な都市について説明する.
第2–12回は[授業の目標・概要]で挙げたような言葉について,全1回または全2回で説明していく.第2–12回には小テストを行う.
第13回は学期末試験(の予定).
小テストは90分授業の開始時刻までに各自実施する(移動等がある場合は当日中).オンライン授業時はITC-LMSの「テスト」機能を利用する.対面授業時は105分授業の開始時にはプリントを配布できるようにしておく(ITC-LMSでも同時刻からダウンロードできるようにしておく).
第13回に行う学期末試験(70点)と,第2–12回に行う小テスト(合計30点)で行う.
やむを得ず履修登録前の授業に出られず,その回の小テストを受験できなかった場合は連絡すること.受験できなかった小テストの扱いについて指示する.
予定どおり最終回が対面授業の場合は学期末試験(筆記試験)を行う.設問の内容は予告しないが,参考のため過去の同様の形式の試験問題を配布する.持ち込みは不可.
問題は必答問題と選択問題に大別される.必答問題の方は,基本的なことがらを数行~十行程度で答えるものが数問である.選択問題の方は,用意された設問のうちいくつかを選び,それぞれ十数行程度で答えるものが数問である.
やむを得ず最終回がオンライン授業になった場合,受講者数にもよるが,あまり多くない場合はオンラインによる口述試験を予定している.内容は筆記試験の場合と同様だが,分量は(時間の都合で)減らす.
小テストは穴埋め式で,前回の講義に関する基本的な用語が理解できているかを試す問題を出題する.持込禁止の条件を満たすことは不可能であるので,それを考慮した上で採点する.
入門講義であるので,まずは授業で扱ったことがらをできるだけ多く覚えることが必要である.小テストではまずこの点が試される.その上で各項目を有機的に結びつけ,全体像がどのようであったかを頭の中に思い描いてほしい.学期末試験は記述式であるので,個別の項目に加えて全体像がきちんと把握できているかどうかを評価する.また,授業中に疑問に思った点は,適宜質問し,さらに授業中に紹介したり,プリントに付された参考文献表に挙げられている文献に当たって調べるとよい.
プリントを使用する.
参考書は特に指定しない.授業中に適宜紹介する.また毎回配布するプリントには必ず参考文献表を付けるので,それを参考に探してほしい.
古代ギリシア語の知識は全く必要なく,前提とする知識も特にないから,時代・地域・分野・文系/理系の別を問わず履修生を歓迎する.原典を使用する際も可能な限り和訳を使用する.英語以外の外国語の知識も必要ない.
「関連ホームページ」には過年度の授業実施状況が簡単に記されているので,雰囲気を事前に調べるためには類似授業のページを一度見てみるとよい.
http://lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp/~cmatuura/
授業の前に相談を受け付ける.事前にメールで連絡してほしい.
ITC-LMSかUTAS Liteで確認すること.ITC-LMSの負荷が高いときはUTAS Liteを利用するとよい.
ITC-LMSかUTAS Liteで確認すること.ITC-LMSの負荷が高いときはUTAS Liteを利用するとよい.
対面・オンライン併用型A
Last modified: 2022/08/15
cmatuura_atmark_mail.ecc.u-tokyo.ac.jp© 2022 MATSUURA Takashi