以前掲載していた「古代ギリシア語基本単語192(単語カード)」はトップページに移動しました.
箇所 | 誤 | 正 |
---|---|---|
p. 4, l. 5 | またはἵνα μή | またはὡς μή |
箇所 | 誤 | 正 |
---|---|---|
p. 2, l. 5 | στρατηρὸς | στρατηγὸς |
箇所 | 誤 | 正 |
---|---|---|
p. 1,本文下から9行目 | ἐξέφυγεν. | ἐξέφυγον. |
箇所 | 誤 | 正 |
---|---|---|
p. 3,下から2行目 | παιδεύει. | παιδεύει.» |
p. 4, l. 1 | λεξας | ἔλεξας |
p. 4, l. 1 | ἐπαίδευσεν. | ἐπαίδευσεν.» |
箇所 | 誤 | 正 |
---|---|---|
p. 2,下から2行目 | ᾗσαν | ᾖσαν(無気記号に変える) |
箇所 | 誤 | 正 |
---|---|---|
p. 1, l. 11 | いずれも同じ | いずれも同じ(οἶδαのみ若干異なる) |
p. 2, l. 10 | ψεύδω「だます」,pf. ἔψευσα | ψαύω「触れる」,pf. ἔψαυκα |
「動詞(3)」に誤りが多数見つかりましたので,訂正版がITC-LMSにアップロードされています.印刷版は訂正済みです.
以下の記録の正確性は保証しない.
教養学部の通常の授業日程に従う.
詳しくは「練習問題(11)」に書かれています.
今回の授業で行えなかった以下を次回授業時(2022/12/23)までに提出しなさい.紙媒体での提出でも,ITC-LMSへの提出(専用ページまたは随時提出用ページ)でもよい.
以下の和訳(単語の形態と意味,用法を調べることも含む)を次回授業時(2022/11/25)までに提出しなさい.紙媒体での提出でも,ITC-LMSへの提出(専用ページまたは随時提出用ページ)でもよい.
「練習問題(2)」[2022年10月14日配布]:「小テスト(3)」は「小テスト(4)」に読み替えてください.
第1回にPDF版で配布したものも含めて今回配布しました.
「練習問題(2)」[2022年10月14日配布]に書かれている内容とは異なり,次の内容とします.
いずれも「動詞(3)[修正版]」p. 9に載っています.
今回は進度の都合で和訳の課題はありません.
印刷したものは次回配布します.
提出すべき課題はしばらくありません.
古典ギリシア語初級(後半)
※当授業はSセメスターの「古典ギリシア語初級(前半)」(科目名:「古典語初級(ギリシア語)I」)の続きである.これを履修していない場合,その内容を自習しておく必要がある.Sセメスターで扱った内容とAセメスターで扱う内容の概要は以下の「授業計画」に記載されている.より詳しくは「関連ホームページ」に記載されているので確認しておくこと.
初級文法を1年かけて学び,古典ギリシア語で書かれた簡単な文章を読めるようにする.また難しい文章であっても文法書と辞書を使えば何とか読めるようにする.
昨年度まで使用していた教科書は記述や練習問題が難しめであり,学生への負担が少々大きいと思われる.負担を少しでも軽減させることを目的に,今年度は教科書は使用せず,毎回プリントを配布して授業を行うこととする.
古典ギリシア語を学ぶにはかなりの負担があると一般に思われており,そのために学修をためらったり,途中であきらめてしまう場合も少なくない.そのようにならないよう,自宅学習の時間についても,当授業の単位数に見合った毎回4時間程度に収まるようにできるだけ調整する.
ギリシア語の重要性については改めて説明するまでもないだろう.古代ギリシア文明は西洋文化の原点であり,西洋文化の根底にあるものを知ろうとすれば,必然的に古代ギリシア文明に触れることになる.古代ギリシア語を学ぶのは容易とは言えないが,これを学ぶと,古代ギリシア語が擁する哲学・歴史学・文学・科学などあらゆる分野の膨大な文献に直接触れることができ,それらがどのように西洋文明やその他の文明に影響を与えているのかを知ることができるようになる.
ギリシア語の文献は紀元前15世紀頃の線文字B粘土板にさかのぼる.使用地域はやがて東地中海地域から地中海地域全体へ,一時はさらにインド方面にまで広がった.古典ギリシア語とは,紀元前5–4世紀にアテーナイを中心とする地域で使われていたギリシア語のことを言う.これを学べば,ホメーロス(紀元前8世紀頃)から中世ギリシア語に至るまでの各時代・地域のギリシア語や新約聖書のギリシア語も容易に習得できる.文献の豊富さゆえにラテン語,サンスクリット語などとともに印欧比較言語学に豊富な資料を提供するという点でもギリシア語は重要である.
ギリシア,ギリシャ,ラテン語,サンスクリット語,印欧語,古代
第2回の小テスト,練習問題に関しては第1回に説明し,以後,小テストと練習問題の指示を毎週行っていく.
なお,Sセメスターの第12回の後で現在組織(μι動詞)の練習問題を行うことができなかったので,Aセメスターの第1回の後に練習問題を課し,第2回に答え合わせをする.
Sセメスターでは文字論,音韻論(アクセントの一部を除く),名詞・形容詞・副詞・現在組織(ω動詞・μι動詞)を学んだ.より詳しくは,「関連ホームページ」とSセメスターのテキストを参照のこと.Sセメスターで使用したテキストは,ITC-LMS上に当授業のコマが設定され次第載せるので,Aセメスターからの受講者は確認しておくこと.
Aセメスターでは形態論のうち,アオリスト組織から学んでいく.その後完了組織,未来組織等に進み,以上の動詞に関する項目を4回程度扱った後,統語論(syntax)を扱っていく.
Sセメスターの練習問題は数単語程度の短いものであったが,Aセメスターではまず数行程度に広げ,統語論に入ったら一段落程度のものを読めるようにし,できるだけ原典そのままで読めるようにする.順調に進めば第13回は練習問題(原典講読)のみの予定.
授業はすべて日本語で行う.予習は必須ではない.授業では教科書の内容を解説する.毎回課題が課されるので,それにもとづき授業内容の復習を行ってもらう.課題の一つは暗記である.簡単な内容を覚え,次の授業時に小テストを行って覚えられたかどうかを確認する.簡単な内容とは,教科書に挙げられている名詞・動詞などの変化表のことである.暗記に要する時間は1時間以内と想定している.また,毎回練習問題が課されるので,それを解いてきてもらう.練習問題の大半は,単語の形態を調べ,和訳するというものである.練習問題に要する時間は3時間以内と想定している.したがって毎回の自宅学習の時間は4時間程度を想定している.
教材は,極力事前にITC-LMSに用意する.
小テストは90分授業の開始時刻までに各自実施する(移動等がある場合は当日中).105分授業の開始時刻には教室内で配れるようにしておく.
練習問題は受講者が順番に発表していく.まずギリシア語の文章を音読してもらい,そのあと和訳してもらう.必要があれば文法事項について説明を加えながら和訳してもよい.それが終わったあと,教材の内容をきちんと理解した上で和訳ができているかどうか,教員から何点か質問するので答えてもらう.
小テストは,重要な変化表を覚え,何も見ずにそれを書き出すというものである.
105分授業との差分の15分でこれを実施する.105分授業の開始時(16:50)には教員が教室で小テストのプリントを配れる状態にしておくので,各自でそれを取り,可能な学生は90分授業の開始時(17:05)までに実施して提出する.移動等の理由で90分授業の開始時(17:05)までに実施できない学生は,適当な時(当該授業前でも後でもよい)に実施し,その回の授業時か,その次の回の授業時までに提出する.小テストのプリントはITC-LMSにもアップロードしておくので,各自で印刷したものでもよい.
この方式で行う場合,小テストは完全に公平に実施することは難しいため,それを考慮した上で採点する.
学期末試験(60点)と小テスト(20点),練習問題の発表状況(20点)で行う.第13回がやむを得ずオンライン授業となった場合については6参照.
練習問題・原典講読の発表状況(50点),提出課題(20点)と小テスト(30点)で行う.
おおむね次のようになるように評価する.
プリントを配布する.
授業中に指示をする.
水谷智洋『古典ギリシア語初歩』(岩波書店,1990).3,500円+税.ISBN: 978-4-00-000829-7
文法事項を先に概観しておきたい学生のために,昨年度まで使用していた教科書を挙げておく.通常は使用する必要はない.
この授業はSセメスターの続きであるから注意すること.なお,Aセメスターには「古典ギリシア語初級(前半)」に相当する授業は開講されていないので,注意すること.
毎回課題があって大変なように見えるが,これは学期末にまとめて勉強する代わりに毎日少しずつ勉強した方がよく身につき,効率的であるからである.出された課題に取り組むことによってその習慣を身につけてほしい.
この授業以上のことを学びたければ,中級やその他原典講読の授業を受講するとよいが,まずは古典ギリシア語初級をしっかり学んでおくことが重要である.また,ギリシア語の文章が何とか読めるようになっても,その文学的・歴史的・哲学的・文化的・あるいはその他の背景を知っておかなければその意味がわからないということがよくある.そのようなものを扱う授業も,もし受講できるようであれば受講しておくとよい.
「関連ホームページ」には過年度の授業実施状況が簡単に記されているので,雰囲気を事前に調べるためには一度見てみるとよい.
http://lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp/~cmatuura/
メールまたは授業日の「3限」の時間帯に相談を受け付ける(事前に連絡が必要).
対面型
Last modified: 2023/09/23
cmatuura<AT>mail.ecc.u-tokyo.ac.jp© 2022–2023 MATSUURA Takashi