夏休み期間中に,昨年度の当授業の受講生を中心に(おそらくオンラインで)ギリシア語(+ラテン語?)の中級講読会を開く予定なので,興味のある方はご参加ください.ゆっくり読み進めるので,教科書の後半部分を自習しつつ参加することは可能です.詳しくはメールでお問い合わせいただくか,あるいは私の個人用Webページをご覧ください.
以下の記録の正確性は保証しない.
教養学部の通常の授業日程に従う.
Aセメスターの初回までに以下をやってくること.提出の必要はないが,添削してほしい場合はITC-LMSの「随時提出用」に提出すること.
全員が対象:以下の課題をITC-LMSの「第13回後提出(2021/07/30 11:00)」に提出すること.提出時の注意は提出用ページに書かれている.
Aセメスターの初回は次のようにします.
以下をやってくること.提出の必要はないが,添削してほしい場合はITC-LMSの「随時提出用」に提出すること.
7月9日に実施予定の小テスト(13)は小テスト(12)の内容を行います.
以下をやってくること.提出の必要はないが,添削してほしい場合はITC-LMSの「随時提出用」に提出すること.
7月2日に実施予定の小テスト(12)は,進度の都合上,行わないことにします.代替となるものも実施しません
第13課は後日やります.
全員が対象:以下の課題をITC-LMSの「第11回提出(2021/06/25 11:00)」に提出すること.提出時の注意は提出用ページに書かれている.
以下をやってくること.提出の必要はないが,添削してほしい場合はITC-LMSの「随時提出用」に提出すること.
以下をやってくること.提出の必要はないが,添削してほしい場合はITC-LMSの「随時提出用」に提出すること.
全員が対象:以下の課題をITC-LMSの「第9回提出(2021/06/11 11:00)」に提出すること.提出時の注意は提出用ページに書かれている.
以下をやってくること.提出の必要はないが,添削してほしい場合はITC-LMSの「随時提出用」に提出すること.
小テスト(9)[2021/06/11実施]はφύλαξの方だけとします(進度の都合上).
以下をやってくること.提出の必要はないが,添削してほしい場合はITC-LMSの「随時提出用」に提出すること.
以下をやってくること.提出の必要はないが,添削してほしい場合はITC-LMSの「随時提出用」に提出すること.
以下をやってくること.提出の必要はないが,添削してほしい場合はITC-LMSの「随時提出用」に提出すること.
以下をやってくること.提出の必要はないが,添削してほしい場合はITC-LMSの「随時提出用」に提出すること.
以下をやってくること.提出の必要はないが,添削してほしい場合はITC-LMSの「随時提出用」に提出すること.
次回授業日(2021/04/23)の午前11:00までにITC-LMSの「課題」に提出すること.ファイル名は姓をアルファベット表記したものにすること.
次回授業日(2021/04/16)の午前11:00までにITC-LMSの「課題」に提出すること.
「古典ギリシア語」(2021年4月9日配布)の以下の箇所を訂正してください.
箇所 | 誤 | 正 |
---|---|---|
p. 2, l. 7 | 描け | 書け |
p. 2,下から2行目 | 間違っている | 間違っていても |
古典ギリシア語初級(前半)
初級文法を1年かけて学び,古典ギリシア語で書かれた簡単な文章を読めるようにし,難しい文章であっても文法書と辞書を使えば何とか読めるようにする.
古典ギリシア語を学ぶにはかなりの負担があると一般に思われており,そのために学修をためらったり,途中であきらめてしまう場合も少なくない.そのようにならないよう,自宅学習の時間が4時間程度に収まるようにできるだけ調整する.
ギリシア語の重要性については改めて説明するまでもないだろう.古代ギリシア文明は西洋文化の原点であり,西洋文化の根底にあるものを知ろうとすれば,必然的に古代ギリシア文明に触れることになる.古代ギリシア語を学ぶのは容易とは言えないが,これを学ぶと,古代ギリシア語が擁する哲学・歴史学・文学・科学などあらゆる分野の膨大な文献に直接触れることができ,それらがどのように西洋文明やその他の文明に影響を与えているのかを知ることができるようになる.
ギリシア語の文献は紀元前15世紀頃の線文字B粘土板にさかのぼる.使用地域はやがて東地中海地域から地中海地域全体へ,一時はさらにインド方面にまで広がった.古典ギリシア語とは,紀元前5–4世紀にアテーナイを中心とする地域で使われていたギリシア語のことを言う.これを学べば,ホメーロス(紀元前8世紀頃)から中世ギリシア語に至るまでの各時代・地域のギリシア語や新約聖書のギリシア語も容易に習得できる.文献の豊富さゆえにラテン語,サンスクリット語などとともに印欧比較言語学に豊富な資料を提供するという点でもギリシア語は重要である.
ギリシア,ギリシャ,ラテン語,サンスクリット語,印欧語,古代
教科書は全36課から成っているので,Sセメスターはその半分くらいまで進めることを目標とする.
第1回は授業に関する簡単な説明を行ったあと,さっそく第1課(文字と発音)と第2課(アクセント)を扱う.
教科書を用いて説明するので,画面を閲覧する機会はそれほど多くない.板書が必要な場面では教員のコンピュータの画面を映して説明する.
小テストは,教科書にある重要な変化表を覚え,何も見ずにそれを書き出すというものである.対面授業時はこれを実施するのが簡単であったが,オンライン授業では公平かつ簡便にこれを代替するのが難しい.
オンライン授業での小テスト代替の実施方法は次のように予定している(途中で変更する可能性がある).まず,次の授業日までに,指定された変化表を覚えてもらう.そして授業日には105分授業と90分授業の差分の15分間(移動がある学生は適当な時に,移動がない学生は16:50–17:05の間に)で各自それを書き出してもらう.また授業開始時に任意に何人かに当てるので,指定された変化表(の一部)を暗唱してもらう.もちろんこれでも公平性は確保できないため,それを考慮した上で採点する.
教科書の入手については東大生協のWebページ等を参照すること.授業開始日までに教科書が入手できない学生のために代替方法を用意する.第1回の授業の「前」にあらかじめITC-LMSの「教材」を見ておくこと.
提出課題(60点)と小テスト(20点),練習問題の発表状況(20点)で行う.
おおむね次のようになるように問題の作成・採点等を行う予定である.
教科書の練習問題を解く際は,単語の形態(名詞なら性・数・格,動詞なら法・時称・相・数・人称など)をきちんと調べておき,また構文や語法については教科書のどの節に説明があるかを調べておくと上達が早い.すなわちそのようにすれば,教科書の練習問題や学期末試験の問題をよく理解して解くことができ,ギリシア語の原典も正確に理解することができるようになる.単に上手(に見えるよう)な和訳ができただけでは評価を得ることができないことに注意せよ.逆に和訳がぎこちなかったとしても,形態や構文等について教科書の内容をきちんと理解した上でのものであれば評価は高くなる.
学期中に何回か提出課題を課す.教科書の練習問題のうち,授業中に扱えなかったもののうちいくつかを指定し,授業中に説明する方法で解いてもらう.
水谷智洋『古典ギリシア語初歩』(岩波書店,1990).3,500円+税.ISBN: 978-4-00-000829-7
参考書は使用しない.
この授業を履修するための予備知識は特に必要ない.文系/理系の別や興味のある時代・地域・分野を問わず履修生を歓迎する.
なお,前半を受けただけでは文章を読めるようにはならないので,読めるようにするにはAセメスターに開講される「古典ギリシア語初級(後半)」(科目名:「古典語初級(ギリシア語)II」)も履修すること.なお「古典ギリシア語初級(後半)」は教養学部後期課程の科目「共通ギリシア語(12)」との合同授業である.進学が内定した2年生(など)は「共通ギリシア語(12)」として履修することもできる.
Aセメスターには「古典ギリシア語初級(前半)」に当たる授業は開講されていないので,計画的に履修すること.
毎回課題があって大変なように見えるが,これは学期末にまとめて勉強する代わりに毎日少しずつ勉強した方がよく身につき,効率的であるからである.出された課題に取り組むことによってその習慣を身につけてほしい.
教科書の記述は難しめであるが,適宜解説するので心配する必要はない.練習問題も多く感じるかもしれないが,すべてを課題として出すわけではなく,標準的な自宅学習の時間内に収まるように調整する.
この授業以上のことを学びたければ,中級やその他原典講読の授業を受講するとよいが,まずは古典ギリシア語初級をしっかり学んでおくことが重要である.また,ギリシア語の文章が何とか読めるようになっても,その文学的・歴史的・哲学的・文化的・あるいはその他の背景を知っておかなければその意味がわからないということがよくある.そのようなものを扱う授業も,もし受講できるようであれば受講しておくとよい.
「関連ホームページ」には過年度の授業実施状況が簡単に記されているので,雰囲気を事前に調べるためには一度見てみるとよい.
http://lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp/~cmatuura/
メールまたは授業日の「4限」の時間帯に相談を受け付ける(事前に連絡が必要).
UTAS / UTAS Lite / ITC-LMS(コースの概要説明)のいずれかで確認すること.UTASやITC-LMSの負荷が高いときはUTAS Liteを利用するとよい.
UTAS / UTAS Lite / ITC-LMS(コースの概要説明)のいずれかで確認すること.UTASやITC-LMSの負荷が高いときはUTAS Liteを利用するとよい.
Last modified: 2021/07/09
cmatuura<AT>mail.ecc.u-tokyo.ac.jp© 2021 MATSUURA Takashi