[2021S教養学部後期課程]古代ギリシア・ローマ人の日常生活

松浦高志の授業用ページ

目次

授業概要

以下の記録の正確性は保証しない.

開講
令和3年度(2021年度)Sセメスター
科目名(後期課程)
イタリア地中海生活文化論
科目名(英語)
Italian / Mediterranean Life and Culture
講義題目
古代ギリシア・ローマ人の日常生活
講義題目(英語)
Daily Life in Ancient Greece and Rome
開講日時
金曜3時限(13:00/13:15–14:45)
時間割コード
08C2507
単位数
2.0
教室
オンライン授業
履修人数
12名
学期末試験受験人数
11名

授業日程

教養学部の通常の授業日程に従う.

  1. 2021/04/09
  2. 2021/04/16
  3. 2021/04/23
  4. 2021/04/30
  5. 2021/05/07
  6. 2021/05/21
  7. 2021/05/28
  8. 2021/06/04
  9. 2021/06/11
  10. 2021/06/18
  11. 2021/06/25
  12. 2021/07/02
  13. 2021/07/09

第13回(2021/07/09)

授業内容

  1. 学期末試験(105分):各人約10分ずつの口頭試問(当日受験人数11名各9分予定のところ,1名が後日受験となったため10分に変更).

学期末試験講評

おおむねみなさんよく学習できていたと思います.また今回のような形式は初めてだった学生も多かったと思われますので,その点でもよく準備されていたと思います.

出題者側の問題の方が大きいですが,気づいたことを二つだけ書いておきます.まず,今回のような形式の場合,選ばれやすい問題とそうでない問題がはっきりと分かれてしまいがちです.たとえば住宅の構造,結婚式や宴会の開催方法については筋道をたてて答えやすい一方で,歴史概観,死に対する態度,都市の構造,料理本や美食文学については少々答えにくい,という問題があります.このことは事前に予想できましたので,有利不利が出ないように配慮しましたが,逆に答えにくい問題についてもきちんと学習しているかどうかを把握するのが難しくなってしまいました.

また,オンライン授業の場合,毎回の授業をきちんと受講しているかどうか目視で把握しづらいため,(小テストを含め)試験でそれを把握する必要があるように思いました.現状では配布資料と,授業中にお話しすることにあまり差が出ないようにしていますが,試験勉強を行う場合はどうしても資料に書かれていることが中心になってしまい,口頭で追加説明したことなどはおろそかにされがちです.

第12回(2021/07/02)

授業内容

  1. 小テスト(12).
  2. 「剣闘士競技」.
  3. 学期末試験のリハーサル.

配布物

  1. 「剣闘士競技」.

第11回(2021/06/25)

授業内容

  1. 小テスト(11).
  2. 「古代ギリシア・ローマの浴場」(第3.5節は省略).

配布物

  1. 「古代ギリシア・ローマの浴場」.

第10回(2021/06/18)

授業内容

  1. 小テスト(10).
  2. 「古代ギリシア・ローマのレシピ」.

配布物

  1. 「古代ギリシア・ローマのレシピ」.

第9回(2021/06/11)

授業内容

  1. 小テスト(9).
  2. 「学期末試験について」.
  3. 「ローマの住宅」.

配布物

  1. 「学期末試験について」.
  2. 「ローマの住宅」.

第8回(2021/06/04)

授業内容

  1. 小テスト(8).
  2. 「序論」第2.5–2.6節(pp. 6–7).
  3. 「ローマ市仮想旅行」.

配布物

  1. 「ローマ市仮想旅行」.

第7回(2021/05/28)

授業内容

  1. 小テスト(7).
  2. 「祭礼と競技祭」.

配布物

  1. 「祭礼と競技祭」.

正誤表

「祭礼と競技祭」の以下の箇所を訂正してください.

箇所
p. 2,下から6行目の南端[削除]
p. 13,下から6行目城壁城砦
p. 14,下から3行目(図6)[削除]
p. 14,下から2行目こともあったこともあった(図6)

第6回(2021/05/21)

授業内容

  1. 小テスト(6).
  2. 「葬儀」(第1–3節[pp. 1–16]).

配布物

  1. 「葬儀」.

第5回(2021/05/07)

授業内容

  1. 小テスト(5).
  2. 「結婚式」(第1–3.5節[pp. 1–17]).

配布物

  1. 「結婚式」.

第4回(2021/04/30)

授業内容

  1. 小テスト(4).
  2. 「宴会」(第1–2節[pp. 1–11]).

配布物

  1. 「宴会」.

第3回(2021/04/23)

授業内容

  1. 小テスト(3).
  2. 「ギリシアの都市住宅」(第1–3.1節[pp. 1–6]).

配布物

  1. 「ギリシアの都市住宅」.

正誤表

「ギリシアの都市住宅」の以下の箇所を訂正してください.

箇所
p. 3,下から6行目(次回扱う)[削除]

第2回(2021/04/16)

授業内容

  1. 小テスト(2).
  2. 「アテーナイ市仮想旅行」(第1–2節[pp. 1–13]).

配布物

  1. 「アテーナイ市仮想旅行」.

正誤表

「アテーナイ市仮想旅行」の以下の箇所を訂正してください.

箇所
p. 1, l. 13城壁の東北部城壁の西北部
p. 1, l. 14北北東の方向北北西の方向
p. 1, l. 19北東北西
p. 17,下から1行目南東南西

第1回(2021/04/09)

授業内容

  1. 「序論」(第1–2.5節[pp. 1–6]).

配布物

  1. 「オンライン授業について」.
  2. 「序論」.
  3. 村川堅太郎・富永惣一(編)『ギリシア』「図説 世界文化史大系」第5巻(角川書店,1960),地図その1, 2.
  4. 村川堅太郎・富永惣一(編)『ローマ』「図説 世界文化史大系」第6巻(角川書店,1960),地図その1.

シラバス内容

講義題目

古代ギリシア・ローマ人の日常生活

授業の目標・概要

古代ギリシア・ローマ人の日常生活に関して,古代ギリシア・ローマ文化にはじめて触れる学生を主な対象として入門講義を行う.古代ギリシア・ローマ人の日常生活に関して多方面から学び,具体的に彼らの生活がどのようなものであったのかを,この授業を通じて各自が思い描くことができるようにする.なお,古代ギリシア語・ラテン語の知識は必要ない.

授業のキーワード

日本語
ギリシア,ギリシャ,ローマ,古代,都市国家,文化
英語
Greek, Rome, Antiquity, City-state, Culture

授業計画

以下のような項目を予定している.ただし授業準備の状況により順番を変更したり,項目を変更したりする可能性がある.

第1週(2021/04/09)
序論(略史)
第2週(2021/04/16)
アテーナイ市仮想旅行
第3週(2021/04/23)
住宅
第4週(2021/04/30)
食生活
第5週(2021/05/07)
通過儀礼(1)
第6週(2021/05/21)
通過儀礼(2)
第7週(2021/05/28)
娯楽
第8週(2021/06/04)
ローマ市仮想旅行
第9週(2021/06/11)
住宅
第10週(2021/06/18)
食生活
第11週(2021/06/25)
公衆浴場
第12週(2021/07/02)
娯楽
第13週(2021/07/09)
学期末試験(口述試験)

授業の方法

A. 概要

  1. 当授業はオンライン授業(90分授業)である.105分授業との差分の15分は小テストに充てる.
  2. 一般的なオンライン授業で用いられるもの(Zoom, ITC-LMS, ECCSクラウドメール等)が使えれば問題ない.
  3. おおむね対面授業と同様に実施する.

B. 授業の流れ

  1. [ITC-LMS] 授業前に教材をダウンロード(授業日前日の朝までに用意できるよう努力する)
  2. [ITC-LMS] 小テスト代替:90分授業の開始時刻まで,または当日中に各自実施
  3. [Zoom] 教材にもとづいて講義を実施

プリントを用いて説明するので,画面を閲覧する機会はそれほど多くない.板書等が必要な場面では教員のコンピュータの画面を映して説明する.

成績評価方法

A. 概要

第13回に行う学期末試験(70点)と,第2–12回に行う小テスト(合計30点)で行う.

B. 学期末試験

受講者数がそれほど多くないと予想されるため,口述試験を予定している.次の方法による.

  1. 対面授業時の記述式の問題をそのまま口述試験に移したものと考えればよい.教員が問題を提示し,それに対して制限時間以内に学生が口述を行う.受講者数によって要する時間が異なるので,学期末試験の一ヶ月前くらいに形式や分量等について説明する.参考として,前年度はおおむね1人あたり12分の持ち時間の間に,1分程度・300文字程度で答える問題を2問,2分程度・600文字程度で答える問題を2問,それぞれ選択する形式であった.ただし今年度は設問数や分量を変更する予定である.
  2. Zoomのブレイクアウトセッションの機能を用い,受講者を1人1セッションに割り当て,教員が順次それらのセッションに参加するという方法で行う.
  3. 持込不可の条件を徹底することが不可能であるため,持込可能とする.講義資料や自作のメモ等を見ながらでもよい.ただし制限時間が短いことに留意する必要がある.
  4. 当日機材の不調等で受験できなくても,後日実施することが可能であるので,連絡すること.

C. 小テスト

小テストは穴埋め式で,前回の講義に関する基本的な用語が理解できているかを試す問題を出題する.オンライン授業ではITC-LMSのテスト機能を用いる.持込禁止の条件を満たすことは不可能であるので,それを考慮した上で採点する.

D. よりよい評価を得るために

入門講義であるので,まずは授業で扱ったことがらをできるだけ多く覚えることが必要である.小テストではまずこの点が試される.その上で各項目を有機的に結びつけ,全体像がどのようであったかを頭の中に思い描いてほしい.学期末試験は記述式であるので,個別の項目に加えて全体像がきちんと把握できているかどうかを評価する.また,授業中に疑問に思った点は,適宜質問し,さらに授業中に紹介したり,プリントに付された参考文献表に挙げられている文献に当たって調べるとよい.

教科書

プリントを使用する.

参考書

参考書は特に指定しない.授業中に適宜紹介する.また毎回配布するプリントには必ず参考文献表を付けるので,それを参考に探してほしい.

履修上の注意

古代ギリシア語・ラテン語の知識は全く必要なく,前提とする知識も特にないから,時代・地域・分野・文系/理系の別を問わず履修生を歓迎する.原典を使用する際も可能な限り和訳を使用する.英語以外の外国語の知識も必要ない.

「関連ホームページ」には過年度の授業実施状況が簡単に記されているので,雰囲気を事前に調べるためには類似授業のページを一度見てみるとよい.

関連ホームページ

http://lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp/~cmatuura/

研究室電話番号

授業の前に相談を受け付ける.事前にメールで連絡してほしい.

オンライン授業URL

UTAS / UTAS Lite / ITC-LMS(コースの概要説明)のいずれかで確認すること.UTASやITC-LMSの負荷が高いときはUTAS Liteを利用するとよい.

オンライン授業内容

UTAS / UTAS Lite / ITC-LMS(コースの概要説明)のいずれかで確認すること.UTASやITC-LMSの負荷が高いときはUTAS Liteを利用するとよい.

リンク


Last modified: 2021/08/01

cmatuura_atmark_mail.ecc.u-tokyo.ac.jp

© 2021 MATSUURA Takashi