Aセメスターの初回は次のようにします.
夏休み期間中に,昨年度の当授業の受講生を中心に(おそらくオンラインで)ギリシア語(+ラテン語?)の中級講読会を開く予定なので,興味のある方はご参加ください.ゆっくり読み進めるので,教科書の後半部分を自習しつつ参加することは可能です.詳しくはメールか,あるいは私の個人用Webページをご覧ください.
以下の記録の正確性は保証しない.
教養学部の通常の授業日程に従う.教養学部の授業日程に変更があった場合はそれに合わせる.以下と教養学部の授業日程の間に齟齬があった場合は教養学部の授業日程の方に従う.
2020年7月17日までに次を「学期末試験について」の要領で解いて提出すること.
練習12.10, 13.10は扱わないので,添削してほしい場合は随時提出用に提出すること.
希望者はノートをITC-LMSの課題の「随時提出用」に提出すること.簡単に添削して返却する.
上の「Aセメスターについて」をご覧ください.
2020年7月10日までに次を「学期末試験について」の要領で解いて提出すること.
練習11.10は扱わないので,添削してほしい場合は随時提出用に提出すること.
希望者はノートをITC-LMSの課題の「随時提出用」に提出すること.簡単に添削して返却する.
練習14はまだやらなくてよい.
2020年7月3日までに次を「学期末試験について」の要領で解いて提出すること.
希望者はノートをITC-LMSの課題の「随時提出用」に提出すること.簡単に添削して返却する.
2020年6月26日までに次を「学期末試験について」の要領で解いて提出すること.
希望者はノートをITC-LMSの課題の「随時提出用」に提出すること.簡単に添削して返却する.
6月19日(金)11:00までに提出すべき課題はない.以下の課題は6月19日(金)の授業のはじめに答え合わせをする.答え合わせが終わらなかった分のうち,6月19日(金)の授業の際に指定されたものが,6月26日(金)11:00までに提出すべき課題となる.指定されたもの以外は提出の必要はないが,希望者はノートをITC-LMSの課題の「随時提出用」に提出すること.簡単に添削して返却する.
課題は手書きでなくてもよい.ただし今回のようなやり方の場合,ワープロソフトに入力して文書を作成するのは相当手間であると考えられるから,無理に手書き以外の方法でやる必要はない.
提出の必要はないが,希望者はノートをITC-LMSの課題の「随時提出用」に提出すること.簡単に添削して返却する.
提出の必要はないが,希望者はノートをITC-LMSの課題の「随時提出用」に提出すること.簡単に添削して返却する.
提出の必要はないが,希望者はノートをITC-LMSの課題の「随時提出用」に提出すること.簡単に添削して返却する.
「アクセント」の第1節(3)に次の記述を加えよ.
ITC-LMSの「課題」に提出すること.
オンライン授業の間の小テストは次のようにする.授業時間になったら,各自ノート等に小テストの解答を記入する.おおむね全員終わった頃に各自カメラをオンにするよう指示するので,そのノートを映してもらい教員が確認する.確認終了後はカメラをオフにしておくこと.確認は,各自記入したかどうかに留め,内容までは確認しない.この方法で小テストを実施できない場合は代替方法を指示するのでメール等で連絡すること.
休講だがオンライン授業等に関する質問をZoomで随時受け付ける.
休講だがオンライン授業等に関する質問をZoomで随時受け付ける.
古典ギリシア語初級(前半)
※[2020/06/27]オンライン授業の現状に合わせて書き直した.授業方法や評価方法について最近変更があったわけではないので,現在受講中の学生は気にする必要はない.
初級文法を1年かけて学び,古典ギリシア語で書かれた簡単な文章を読めるようにし,難しい文章であっても文法書と辞書を使えば何とか読めるようにする.
一般に古典ギリシア語を学ぶにはかなりの負担を覚悟しなければならないと思われている.したがって,そのために学修をためらったり,途中であきらめてしまう場合も少なくないと思われる.できるだけそのようにならないよう,履修者の理解度や自宅学習の時間を適宜確認しつつ,学修内容・進度と自宅学習の時間を調整するので,ためらわずに履修してほしい.
ギリシア語の重要性については改めて説明するまでもないだろう.古代ギリシア文明は西洋文化の原点であり,西洋文化の根底にあるものを知ろうとすれば,必然的に古代ギリシア文明に触れることになる.古代ギリシア語を学ぶのは容易とは言えないが,これを学ぶと,古代ギリシア語が擁する哲学・歴史学・文学・科学などあらゆる分野の膨大な文献に直接触れることができ,それらがどのように西洋文明やその他の文明に影響を与えているのかを知ることができるようになる.
ギリシア語の文献は紀元前15世紀頃の線文字B粘土板にさかのぼる.使用地域はやがて東地中海地域から地中海地域全体へ,一時はさらにインド方面にまで広がった.古典ギリシア語とは,紀元前5–4世紀にアテーナイを中心とする地域で使われていたギリシア語のことを言う.これを学べば,ホメーロス(紀元前8世紀頃)から中世ギリシア語に至るまでの各時代・地域のギリシア語や新約聖書のギリシア語も容易に習得できる.文献の豊富さゆえにラテン語,サンスクリット語などとともに印欧比較言語学に豊富な資料を提供するという点でもギリシア語は重要である.
ギリシア,ギリシャ,ラテン語,サンスクリット語,印欧語,古代
教科書は全36課から成っているので,Sセメスターはその半分くらいまで進めることを目標とする.初回はギリシア語に関する簡単な解説を行ったあと,第1課(文字と発音)と第2課(アクセント)を扱う.
対面・オンライン授業の切り替えは学部の基本方針に従う(→Sセメスターは原則としてすべてオンライン授業とすることが決定した).
Zoom, ITC-LMS, ECCSクラウドメールは利用できるようにしておくこと.オンライン授業で利用する可能性のある具体的な操作等は以下の通りである.
「g.ecc.u-tokyo.ac.jpで認証されたユーザに参加者を限定」にはしない予定であるが,Zoomのセキュリティ上の問題が心配される場合は限定とする可能性がある.ECCSクラウドメールのエイリアス(0123456789@g.ecc.u-tokyo.ac.jp)を使ってログインする方法を念のため確認しておくこと.
教科書の入手については東大生協のWebページ等を参照すること.例年と比べて早めに入手するのが難しい場合があるので,代替方法を用意する.ITC-LMSの「教材」を見ること.
教科書を用いて説明するので,画面を閲覧する機会はそれほど多くない.板書が必要な場面では教員のコンピュータの画面を映して説明する.通信量制限がある学生がいれば,できるだけ音声だけでも理解できるような説明を心がける.
ビデオをオンにする必要があるのは小テスト代替の実施状況の確認(行う場合)のためにノート等を映す場合だけである.ノート等以外のものを映す必要はない.それ以外のときはオフにしておくこと.
通信量制限その他の理由によりオンライン授業をリアルタイムで利用できない学生はメール等で連絡すること.次のような対応を予定している.
授業はすべて日本語で行う.予習は必須ではない.授業では教科書の内容を解説する.毎回課題が課されるので,それにもとづき復習を行ってもらう.課題の1つは暗記である.簡単な内容を覚え,次回の授業の最初に小テストを行って覚えられたかどうかを確認する.簡単な内容とは,教科書に挙げられている名詞・動詞などの変化表のことである.暗記に要する時間は1時間以内と想定している.また教科書各課末に練習問題が付されているので,授業で扱った課の練習問題を解いてきてもらう.練習問題に要する時間は3時間以内と想定している.したがって毎回の自宅学習の時間は4時間程度を想定している.解いてきた練習問題は,次の授業の際に出席者が順番に発表する.授業の段取りはしたがって次のとおりである.
おおむね次のようになるように問題の作成・採点等を行う予定である.
教科書の練習問題を解く際は,単語の形態(名詞なら性・数・格,動詞なら法・時称・相・数・人称など)をきちんと調べておき,また構文や語法については教科書のどの節に説明があるかを調べておくと上達が早い.すなわちそのようにすれば,教科書の練習問題や学期末試験の問題をよく理解して解くことができ,ギリシア語の原典も正確に理解することができるようになる.単に上手(に見えるよう)な和訳ができただけでは評価を得ることができないことに注意せよ.逆に和訳がぎこちなかったとしても,形態や構文等について教科書の内容をきちんと理解した上でのものであれば評価は高くなる.
「3, 対面授業の場合」の学期末試験と小テストを次のように代替する.配点に変更はない.
最終回は通常授業とし,6月から数回にわたって課す課題の提出にて代替する.課題は教科書の練習問題で授業中に扱えなかったもののうち指示されたものである.
授業の最初に小テストと同様のことに各自で取り組んでもらい,その結果を履修者にカメラで映してもらう.小テストは持込不可かつ手書きを要求する形態であり,成績評価の点で公平性が確保できないため,小テスト代替は正しく書けたかどうかではなく,きちんと取り組んだかどうかで採点する.なお,教養学部のオンライン授業に関する指針では毎回の小テストはできるだけ避けた方がよいとされているが,上述の方法であれば毎回小テストを行っても問題ないと考えている.
学期末試験(60点)と小テスト(20点),練習問題の発表状況(20点)で行う.
水谷智洋『古典ギリシア語初歩』(岩波書店,1990).3,500円+税.ISBN: 978-4-00-000829-7
参考書は使用しない.
この授業を履修するための予備知識は特に必要ない.文系/理系の別や興味のある時代・地域・分野を問わず履修生を歓迎する.
なお,前半を受けただけでは文章を読めるようにはならないので,読めるようにするにはAセメスターに開講される「古典ギリシア語初級(後半)」(科目名:「古典語初級(ギリシア語)II」)も履修すること.なお「古典ギリシア語初級(後半)」は教養学部後期課程の科目「共通ギリシア語(6)」との合同授業である.進学が内定した2年生(など)は「共通ギリシア語(12)」として履修することができる.
Aセメスターには「古典ギリシア語初級(前半)」に当たる授業は開講されていないので,計画的に履修すること.
毎回課題があって大変なように見えるが,これは学期末にまとめて勉強する代わりに毎日少しずつ勉強した方がよく身につき,効率的であるからである.出された課題に取り組むことによってその習慣を身につけてほしい.
教科書の記述は難しめであるが,適宜解説するので心配する必要はない.練習問題も多く感じるかもしれないが,すべてを課題として出すわけではなく,標準的な自宅学習の時間内に収まるように調整する.
この授業以上のことを学びたければ,中級やその他原典講読の授業を受講するとよいが,まずは古典ギリシア語初級をしっかり学んでおくことが重要である.また,ギリシア語の文章が何とか読めるようになっても,その文学的・歴史的・哲学的・文化的・あるいはその他の背景を知っておかなければその意味がわからないということがよくある.そのようなものを扱う授業も,もし受講できるようであれば受講しておくとよい.
「関連ホームページ」には過年度の授業実施状況が簡単に記されているので,雰囲気を事前に調べるためには一度見てみるとよい.
http://lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp/~cmatuura/
授業日の「4限」の前に相談を受け付ける.事前にメールで連絡してほしい.
UTAS / UTAS Lite / ITC-LMS(コースの概要説明)のいずれかで確認すること.UTASやITC-LMSの負荷が高いときはUTAS Liteを利用するとよい.
UTAS / UTAS Lite / ITC-LMS(コースの概要説明)のいずれかで確認すること.UTASやITC-LMSの負荷が高いときはUTAS Liteを利用するとよい.
Last modified: 2020/07/10
cmatuura<AT>mail.ecc.u-tokyo.ac.jp© 2020 MATSUURA Takashi