以下の記録の正確性は保証しない.
教養学部の授業日程に従う.教養学部の授業日程に変更があった場合はそれに合わせる.以下と教養学部の授業日程の間に齟齬があった場合は教養学部の授業日程の方に従う.
「風呂」のp. 16の参考文献一覧に以下の文献を追加してください.
参考文献表に次の文献を加えてください.運動場で行われた祭礼について書かれています(索引で‘Academy’, ‘Kynosarges’, ‘Lykeion’の項目を探す).
「奴隷(2)」の以下の箇所を訂正してください.
箇所 | 誤 | 正 |
---|---|---|
p. 7, n. 2 | 1オボロス | 6オボロス |
「奴隷(1)」の以下の箇所を訂正してください.
箇所 | 誤 | 正 |
---|---|---|
p. 1, n. | 第4回 | 第5回 |
「アテーナイ市仮想旅行」の以下の箇所を訂正してください.
箇所 | 誤 | 正 |
---|---|---|
p. 1, l. 13 | 城壁の東北部 | 城壁の西北部 |
p. 1, l. 14 | 北北東の方向 | 北北西の方向 |
p. 1, l. 19 | 北東 | 北西 |
p. 17,下から1行目 | 南東 | 南西 |
古代ギリシアの都市住民の生活(Urban Life in Ancient Greece)
この授業は古代ギリシアに関する入門講義である.都市住民の生活や都市の構造についてごく基本的なことから学んでいき,古代ギリシアの文化がどのようなものであったのかを具体的に思い描くことができるようにする.ギリシア語の知識は必要ない.
古代ギリシアについて学ぶことの重要性についてはあらためて説明するまでもない.民主政・文学・哲学・科学・美術など,西洋の文明・文化の起源として古代ギリシアは重要な位置を占めており,シルクロードなどを通じてほかの地域にも大きな影響を与えている.したがって,時代を問わず,特に西洋文明について知ろうとする場合は,何らかの形で古代ギリシアに触れることになることが多い.ただし,いきなり古代ギリシア語の原典の翻訳や,第二次文献を読もうとしても,その意味がよくわからずに挫折してしまうことがある.多くの場合,それは前提とされている文化や考え方がわからないためである.したがってあらかじめそれらを学んでおけば,挫折せずに済むだろう.また資料が豊富であるために,古代ギリシアの文化はいろいろな角度から眺めることができるから,ほかの地域・時代の文化と比較して役立てることも容易であると考えられる.
なお当授業は,私が過去に担当した以下の授業と類似しているが,扱う内容は(ごく基礎的な内容を除いては)重複しないように心がける.
ギリシア,ギリシャ,都市国家,文化,文明,生活,住宅,経済,奴隷,農業,風呂
1つの題材を2–3回に分けて扱う.題材や順番は若干変更する可能性もある.
毎回プリントを配布し,それにもとづいて講義を行う.毎回復習を行ってほしい.学習内容が定着したかどうか試すため,次の回のはじめの時間を使って小テストを実施する(「成績評価方法」を参照のこと).
教材は毎回授業後にITC-LMSからダウンロードできるようにするので,授業を欠席した場合は活用してほしい.第1回を欠席した場合など,ITC-LMS上で当授業の受講者としてまだ登録されていないが,以後授業に出席するために教材をダウンロードしたい場合は教員宛にメールなどで連絡すること.教員が手動で登録し,ダウンロードできるように設定する.
第13回に行う学期末試験(70点)と,第2–12回に行う小テスト(合計30点)で行う.
すべて記述式の予定である.問題は必答問題と選択問題に大別される.必答問題の方は,基本的なことがらを数行~十行程度で答えるものが数問である.選択問題の方は,十個程度の設問のうちいくつかを選び,それぞれ十数行程度で答えるものが数問である.設問の内容は予告しないが,参考のため過去の同様の形式の試験問題を配布する.持ち込みは不可.
小テストは穴埋め式で,前回の講義に関する基本的な用語が理解できているかを試す問題を出題する.終了後には解答例を配布する.
入門講義であるので,まずは授業で扱ったことがらをできるだけ多く覚えることが必要である.小テストではまずこの点が試される.その上で各項目を有機的に結びつけ,全体像がどのようであったかを頭の中に思い描いてほしい.学期末試験は記述式であるので,個別の項目に加えて全体像がきちんと把握できているかどうかを評価する.また,授業中に疑問に思った点は,適宜質問し,さらに授業中に紹介したり,プリントに付された参考文献表に挙げられている文献に当たって調べるとよい.
プリントを使用する.
参考書は特に指定しない.授業中に適宜紹介する.また毎回配布するプリントには必ず参考文献表を付けるので,それを参考に探してほしい.
ギリシア語の知識は全く必要なく,前提とする知識も特にないから,時代・地域・分野・文系/理系の別を問わず履修生を歓迎する.原典を使用する際も可能な限り和訳を使用する.英語以外の外国語の知識も必要ない.
「関連ホームページ」には過年度の授業実施状況が簡単に記されているので,雰囲気を事前に調べるためには類似授業のページを一度見てみるとよい.
http://lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp/~cmatuura/
授業の前に相談を受け付ける.事前にメールで連絡してほしい.
Last modified: 2020/03/01
cmatuura_atmark_mail.ecc.u-tokyo.ac.jp© 2019–2020 MATSUURA Takashi