以下の作業を実施して,ECCS内でアクセス可能なWWWページを作成しなさい.
1. WWWページ用のディレクトリを作る
ホームディレクトリの直下に 「public_html」ディレクトリを作成してください. ECCSのユーザ情報発信用WWWサーバの場合は,先頭に「.」のついた, 「.public_html」にしますが, 今回は先頭の「.」は付けないものとします.
2. HTML文書ファイルの作成
「public_html」ディレクトリ内にHTML文書を作成してください. ただし,以下の条件を満たすものとします.
- 基本的には複数のファイルで構成されるものとする.
- 最初に読むべき文書のファイル名は「index.html」とする.
- 文書中のどこかに画像を入れること.
- アンカーを辿ってファイル(ページ)を移動できる.
3. HTML文書ファイルの確認
HTML文書を書く際は,適宜(できるだけ頻繁に), WWWブラウザで出来栄えを見ておくと良いでしょう. 最初は,WWWブラウザのメニュから「ファイル」→「ファイルを開く…」で ファイルを選択するか,次のコマンドを実行します. 一度,ファイルを開いたら再読み込みボタン(渦巻アイコン)をクリックしましょう
4. 他ユーザへの公開
ECCSの他ユーザへ公開するために, 以下のように,ディレクトリには読み r と実行 x (ホームディレクトリは実行 x のみ), 文書や画像ファイルには読み r のパーミッションをたててください. パーミッションについて忘れた人は,はいぱーワークブックの 「 13.4.13 パーミッション」の説明を見ましょう.
ca10101$ chmod a+x ~¶ ca10101$ chmod a+rx ~/public_html¶ ca10101$ chmod a+r ~/public_html/index.html¶ ca10101$ chmod a+r ~/public_html/image.png¶ (上記最後の2つのコマンドまとめて実行するには,以下の方法がある) (ca10101$ chmod a+r ~/public_html/*¶)
設定が正しいか否かは,次のように ls コマンドで確認できます. 「(^ この部分)」と書いてある箇所がポイントです.
ca10101$ ls -ld ~¶ drwx--x--x 45 yama teacher 4096 2007-05-16 22:39 /home01/yama (^ ^ ^ ^ この部分) ca10101$ ls -ld ~/public_html¶ -rwxr-xr-x 2 yama teacher 39 2007-05-16 22:39 public_html (^ ^^ ^^ ^ この部分) ca10101$ ls -l ~/public_html¶ total 410 -rw-r--r-- 1 yama teacher 41468 2007-05-16 22:39 image.png -rw-r--r-- 1 yama teacher 328 2007-05-16 22:39 index.html (^ ^ ^ この部分)
上記の設定が終わったら, 友達に頼んで自分のWWWページが公開できているか確認してもらいましょう. もしもアクセスできない (「ファイルが見つかりません」などのメッセージが出る)場合には, ファイル名やパーミッションの設定を調べてみると良いでしょう. なお,「~g940101」は, g940101 のホームディレクトリを表しますから, ここを自分のアカウント名に置き換える必要があります.
ca10101$ open ~g940101/public_html/index.html¶
(ヒント) 参考ファイル
sample.html (←の文書はUTF-8です)を 参考にすると良いでしょう.
(ヒント) mi を利用する際の注意
miではUTF-8を用いた文書のHTMLタグを直接作成・編集することができます.miを起動させ,ファイル新規作成の際にHTML用に指定すれば,問題なく操作できます. なお,miの使い方については,はいぱーワークブックの http://hwb.ecc.u-tokyo.ac.jp/current/4857422FA5A8A5C7A5A3A5BF2F6D69CAD4.html を参考にしてみてください.