This is Kuno's Home at U-Tokyo(2012年度久野クラスのページも見てください)
こんにちは、久野です。「情報科学(金曜2限)」を担当します。
この科目の目標は「情報科学の基本概念や思考方法をプログラミングを 通して習得すること」となっています。つまり、「情報科学」と「プロ グラミング」を並行して学ぶことになります。実はこれはとても良いこ とです。というのは、プログラミングをきちんと学ぶことによって、コ ンピュータの(正確にはソフトウェアの)動作がどのようなものであるか、 大体分かるようになります。
世の中の多くの人は、「特定のソフトウェアの機能や操作方法」を個別 に学びますが、それだと別のソフトウェアに対面した時や、悪くすると 同じソフトウェアの新バージョンに対面した時に、これまでの知識が通 用しないことになります。
これに対し、プログラミングから学ぶことによって、ソフトウェアに対 するより一般的な「古くならない」理解力がつき、初めてのソフトウェ アでも「だいたいこうだろう」という感覚で操作できるようになります。 ウソみたいだと思うかも知れませんが、情報系を専門としてきた人間は 実際にそうなのです。一般教養でもこの方法を活かさない手はありませ ん。ちなみに、「情報科学」の側の知識も原理的なものであり、やはり 古くはなりませんし、ソフトウェアのことがさらによく分かるようにな ります。
ただし、プログラミングをきちんとマスターするには、それなりに集中 して学ぶ必要があります。今週の講義/演習をやって、それから1週間ほっ ておいて、翌週忘れたころに続きをやる、というのでは駄目なのです。 このため、本クラスでは次の方法を取ります。
出席点(内実はレポート点ですが、明白な不備がない限り満点)は、各課 題ごとにつけますので、前半だけで7割以上の出席点となります。他科目 のレポートや試験で忙しい時期に負担が軽くなるので悪くない話だと思 いますがどうでしょうか。
なお、「情報科学」では全クラス共通の試験を行うので、本クラスも試 験なしにはできませんが、本クラスでは配点を出席点:試験点で50:50と しますので、それなりにやれば大丈夫のはずです。
本科目は必修ではないので、「パス」する学生さんが例年多いのですが、 選択した学生さんからは例年ほぼ100%「選択してよかった」、(未経験 者の場合)「コンピュータに対する見かたが全く変わった」旨の感想を頂 いています。「プログラミングなんて自分には不要だし関係ない」とい う誤解が多いのですが、そうではないことは冒頭で述べた通りです。そ ういうわけで、ぜひ本クラスを選択して、「情報科学」と「プログラミ ング」をマスターされることを、お勧めします。