10/17 大規模データ処理の基本:成績の集計(2)


前回の補足


前回の感想,質問より

Q.
自宅のWindows PC にanacondaをインストールして Jupyter Notebook を動かそうとしたのですが,うまくいきません.
A.
標準テキストにあるように,自分のPCでPythonプログラミングをするには,Anacondaというパッケージを利用するのが良いのですが,うまくいかない場合は,掲示板に質問すれば対応できる場合はあります.ただ,この講義の範囲であれば,自分のPCでもGoogle Colaboratory を使えばブラウザさえ動けば使えるので,インストールが難しいようなら,そちらをお勧めします.持ってきたPCへのAnacondaのインストールを,手とり足取り手伝うことはできません.
Q.
投票プログラムはpython で書かれているので,講義の最初に立ち上げて,10秒に1回 1番に投票するプログラムに改造すれば,講義中は何もしなくても全部に投票することができるのではないでしょうか?
A.
投票プログラムは読む人もいることを想定して,易しく書いてあります.ただ,改造して不正投票をおこなうことは推奨しません.
Q.
可視化のところのグラフの書き方がよく分からなかったです。
A.
変数dataに数値の配列を代入して,i2a.plot.plotdata(data) を呼ぶと折れ線グラフが描画されるというものですが,i2a.plot.plotdata を使わずに, matplotlib.pyplot.plot (https://matplotlib.org/api/pyplot_api.html#matplotlib.pyplot.plot) を使うと以下のように書けます.
%matplotlib inline
import matplotlib.pyplot as plt
data = [15, 12, 28, 16, 31, 22, 29, 20]
plt.plot(data)
plt.show()
i2a.plot.plotdata は折れ線を「おまかせ」で描く機能しかないので,細かい指定をしたいときは matplotlib.pyplot.plot の機能を使うことができます.

前回の課題について


授業の登録方法


講義資料


講義フォルダの作成


投票システム

vote.pyをダウンロードして(「リンク先のファイルを別名で保存」で,ホームフォルダの下のalgo18を選択(なければ作る).".txt"を「追加しない」を選ぶ)保存します.ドックからターミナルを起動して,
cd ~/algo18
を済ませてから,
python vote.py 選択肢番号
のように使います.

Jupyter Notebookを使いながら(一旦終了せずに),投票システムも使うには,ターミナルのメニューバーの「シェル」->「新規タブ」を選ぶか,[Command]+[T]で別のタブを開いて(あるいは[Command]+[N]で別のウィンドウを開いて),投票システムを使うことをお勧めします.このあたりのことは,「はいぱーワークブック」15.4 ターミナルの便利な使い方に書いてあるので参考にしてください.


テキストの補足


Notebook教材

以下のNotebook教材は,~/algo18 以下に ダウンロードして,Jupyter Notebookからopenして使ったり, Google Colaboratoryを使って,クラウド実行環境でPythonプログラムを実行できます.ダウンロードする場合もGoogle Colaboratoryの使い方を参照してください.Googleアカウントへのログインを求められたときは,通常のGoogleアカウント「XXX@gmail.com」ではなく,ECCSクラウドメールのアカウント「XXX@g.ecc.u-tokyo.ac.jp」を使ってログインしてください.

今日の課題