条件判断文
プログラムの実行で,繰り返し以外に重要なのが条件判断に応じて実行する
かどうかを決めるということである.Java言語では if-else文という構文が用
意されている.if-else 文は,プログラムの実行中に指定した条件が成り立っ
ているかどうかをチェックして,それが成り立つときは, 直後の文を,成り立
たない時はelse 以下の文を実行する.条件により実行が分岐するわけである.
次のプログラムを見てみよう.
class Mult {
public static void main(String[] args){
int i,v=3;
for(i=0;i<100;i++)
if((i % v) == 0) // (1)
System.out.println(i + "は" + v +"の倍数です"); // (2)
else
System.out.println(i + "は" + v +"の倍数ではありません"); //(3)
}
}
(1)の行で i を vで割った剰余を求めて,それが0なら(2)を実行し,それ以外
なら(3)を実行している.
if文の条件判断部には,真偽値を返す式を書くことができる.よく使われるの
は以下のような演算子である.
- x == y
- xとyが等しければ真,そうでなければ偽.
- x != y
- xとyが等しくなければ真,等しければ偽.
- x < y
- xとyが数値で,かつxがyより小さければ真.
- x > y
- xとyが数値で,かつxがyより大きければ真.
- x <= y
- xとyが数値で,かつxがy以下なら真.
- x >= y
- xとyが数値で,かつxがy以上なら真.
if文は,if文と違い else 部分がない文である.条件式が成立した場合はブ
ロックを実行し,成立しない場合は次の文に進む.
課題をこなしたら,lectures.g99.cp1-ktanaka-W-Wed-5 のニュースグループに投稿すること.
- ニュースグループへの投稿方法がわからない人は, HWB「ネットワークニュース」を読んで自習すること.
- Subject(題名)は「Report1020」のような名前にする.
- 提出期限は1週間後の授業開始前まで
- 最初に学生証番号と名前を書く
- 各課題ごとに,解答のプログラムに加えて2行以上の説明をつける.
- 提出した内容に誤りが見つかった時は,期限内ならば再提出を認める.
再提出の際は変更点だけでなくすべての課題の解答をもう一度出すこと.
- 全問できなくても,出さないよりは出した方が評価が高い.