10/13 Java プログラミング入門(1)
プログラミングをなぜ学ぶのか?
昔は計算機は計算をするために用いられていた. しかし, 現在の計算機は紙
であり,鉛筆である. プログラミングをしなくても使える.
- ブラックボックスとして使うのではなく原理を(少しは)理解する
- 応用ソフトを使いやすくカスタマイズするのに使われる(Word
Processor, 表計算のマクロ, MuleでのEmacs Lispなど)
何を学ぶか?
計算機プログラミングI「科目の位置付け」より
- 基本的なアルゴリズムやデータの扱い方
- 計算量とデータ量の議論
- オブジェクト指向システムの概略
- 簡単な図形描画
- ソフトウェア作成手法の概略
この授業で重視するのは以下のこと
- 特定の言語によらないプログラミングの一般知識
- プログラミングの楽しさ
なぜ Java を使うか?
- 欠点が少なく覚えやすい
世の中でよく使われている C++ 言語は,使いやすさを目指すあまりに言語
仕様が肥大化してしまっている.ポインタ等,安全でない特徴をC言語から受
け継いでいる.
- すぐに面白いプログラム(グラフィクス,ネットワーク)が書ける.
- 将来役に立つかもしれない
以前は,C++を覚えておくと就職に有利と言われたが,現在は企業では
Javaの書ける人材が求められている.
- 計算機科学を専門にする場合は,どちらにしろ複数の言語が必要.Java
が理解できれば C++ は独習教材が豊富にある.
今回は課題が2つある.2つの課題をこなしたら,各課題の解答を1つにまとめて,
lectures.g99.cp1-ktanaka-W-Wed-5 のニュースグループに投稿すること.
- ニュースグループへの投稿方法がわからない人は, HWB「ネットワークニュース」を読んで自習すること.
- Subject(題名)は「Report1013」のような名前にする.
- 提出期限は1週間後の授業開始前まで
- 最初に学生証番号と名前を書く
- 各課題ごとに,解答のプログラムに加えて2行以上の説明をつける.
- 提出した内容に誤りが見つかった時は,期限内ならば再提出を認める.
再提出の際は変更点だけでなくすべての課題の解答をもう一度出すこと.
- 全問できなくても,出さないよりは出した方が評価が高い.
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