10/9 Java プログラミング入門(1)
プログラミングをなぜ学ぶのか?
昔は計算機は計算をするために用いられていた. しかし, 現在の計算機は紙
であり,鉛筆である. プログラミングをしなくても使える.
- ブラックボックスとして使うのではなく原理を(少しは)理解する
- 応用ソフトを使いやすくカスタマイズするのに使われる(Word
Processor, 表計算のマクロ, MuleでのEmacs Lispなど)
何を学ぶか?
計算機プログラミングI「科目の位置づけ」
- 基本的なアルゴリズムやデータの扱い方
- 計算量とデータ量の議論
- オブジェクト指向システムの概略
- 簡単な図形描画
- ソフトウェア作成手法の概略
この授業で重視するのは以下のこと
- 特定の言語によらないプログラミングの一般知識
- プログラミングの楽しさ
なぜ Java を使うか?
- 欠点が少なく覚えやすい
世の中でよく使われている C++ 言語は,使いやすさを目指すあまりに言語
仕様が肥大化してしまっている.ポインタ等,安全でない特徴をC言語から受
け継いでいる.
- すぐに面白いプログラム(グラフィクス,ネットワーク)が書ける.
- 将来役に立つかもしれない
以前は,C++を覚えておくと就職に有利と言われたが,現在は企業では
Javaの書ける人材が求められている.
- 計算機科学を専門にする場合は,どちらにしろ複数の言語が必要.Java
が理解できれば C++ は独習教材が豊富にある.
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