5/26 コマンド,ファイルシステム
前回の補足,復習
- 前回は授業中にメールサーバが不調になったため,課題を進めることが
できなかった人が多かったと思う.授業中にもいったように,課題の提出期限
は1週間延期して 6/8 とした.
- 5/25の時点で20人余りが提出した.なお,lectures.gxx.test 等にレポー
トを出しても提出とは認めないので,正しいニュースグループに出すこと.
- 課題の内容は,学生証番号によって難易度に差が出てしまったかもしれ
ない.
- 感想を書いた人の中に,情報処理の授業を Unix をベースにしておこな
うことに関する疑問を書いた人がいたが,これに関しては教える側の教官の間
でもいろいろ議論されている.なお,教育用システムの Windows 環境が使い
にくいのは,主に以下の理由による.
- サーバ室にあるサーバマシン上を端末からネットワーク経由で使うため
の技術は,Unix上では10数年前から X window system として実用になってい
たが,Windows で正式にサポートしたのは,昨年の Windows NT Terminal
Server Editionから.そのため,多くのソフトが未対応になっている(実は,
MS-IME も個人辞書がないなど問題が多い).
- また,Windows NT Terminal Server Editionも,ここのセンターのよう
に複数サーバのどこに入っても同じ環境に見えるというクラスタリング技術が
未発達で,ユーザごとの設定をプロファイルに残すのが困難.
- ソフトの不正使用,不正コピーを防ぐため,共通して見えるディスク領
域などを制限する必要がある.
これらは,WindowsがシングルユーザのデスクトップOSとして発達してきたた
め,センターのような集中管理によりユーザに均質な環境を与えるという目的
には向いていないためである.
今回の目標
はいぱーワークブックへの補足
- Unix上でも,CUIベースのコマンドを使わずに GUI ベースでファイルを
操作する手段が用意されている.たとえば,ktermのウィンドウで,
dtfile &
などとやるとGUIベースのファイルマネージャが立ち上がる.わざわざ CUI ベー
スのコマンドを教えるのは,後で,プログラミング言語に関して学習する際に
役に立つと考えているからである.