12/5 数値計算(1)

前回までの補足

第5章のスライド(P.34)で，単純整列法の計算量の式が教科書と違っていたので，修正したものをアップロードしました．

前回の感想，質問より

Q.: プログラムを一から書き直すのはいつも面倒だ
A(関根さん).: 常にプログラムをファイルに書いて load するようにしましょう。
Q.: いつもendの位置によってプログラムが動いていない気がします。今回は特に苦労しました。
A(関根さん).: end を付けるべき位置を間違えないようにするには、インデント（字下げ）を適切に入れることが大切です。提出されたプログラムでは字下げが1文字分ですが、もっと入れた方が良いでしょう。
Q.: 今日はいろんな絵を見ることができて楽しかったです。
Q.: 今回は投票がありました。自分の作品に一票入ったのでよかったです。プログラム的にすごい作品が多く、驚いたのと同時にみんなの腕に感心しました。ですがドット絵などはプログラムの授業としてはどうなのかなと疑問がわきました。人のことを言える立場ではありませんが。
Q.: 自分の絵が投票されたのでうれしかったです。がんばった甲斐がありました。
Q.: あと自分がこの前作ったピカチュウが誰かさんの手により白黒になってて驚きました。でもやっぱりピカチュウはカラーの方がかわいいです。
Q.: みなさんの１１/１４の課題がすばらしかった。
A.: 11/14の課題は熱心に取り組んでくれた人が多かったようで，レベルが高いものが多かったですね．ペイントソフトで簡単に書けそうな絵を作るプログラムが複雑だったり，簡潔なプログラムから芸術的な絵が生まれたり，プログラミング以外の点でもセンスが問われた課題だったと思います．

前回の課題について

CFIVEの掲示板11/28の課題，質問への課題提出は 12/5 11:30現在で 66 名．

関数mergeで多かった回答は穴埋めで，

def merge(a,b) 
 c = make1d(a.length()+b.length()) 
 ia =0 
 ib =0 
 ic =0 
 while ia < a.length() && ib < b.length()
   if a[ia] < b[ib] 
     c[ic] = a[ia] 
     ia = ia + 1 
     ic = ic + 1
   else 
     c[ic] = b[ib] 
     ib = ib + 1 
     ic = ic + 1
   end 
  end
  while ia< a.length()
    c[ic]=a[ia]
    ia=ia+1
    ic=ic+1
  end
  while ib< b.length()
    c[ic]=b[ib]
    ib=ib+1
    ic=ic+1
  end
  c 
end

とするもの．一方，

def merge(a,b) 
 c = make1d(a.length()+b.length()) 
 ia =0 
 ib =0 
 ic =0 
 while ia < a.length() && ib < b.length()
   if a[ia] < b[ib] 
     c[ic] = a[ia] 
     ia = ia + 1 
     ic = ic + 1
   else 
     c[ic] = b[ib] 
     ib = ib + 1 
     ic = ic + 1
   end 
  end
  if ia < a.length()
    for i in ia..(a.length()-1)
      c[ic] = a[i]
      ic = ic + 1
    end
  else
    if ib < b.length()
      for i in ib..(b.length()-1)
        c[ic] = b[i]
        ic = ic + 1
      end
    end
  end
end

のように答えた人もいて，当然こちらも正解です．

行列を使ったフィボナッチ数にチャレンジしてくれた人もいました．そのまま計算して，最後で下位6桁を表示するプログラムを作成した人もいましたが，計算の途中で整数の桁数が大きくなると計算に時間がかかるため下位6桁に制限しましたが，最後だけで下位6桁にすると，桁数の増加による計算時間の増加があるので，計算量のオーダは簡単な計算ではも止まらないものになります．

投票システム

vote.rbをダウンロードして，ホームディレクトリに保存してください．ドックからターミナルを起動して，

ruby vote.rb 選択肢番号

のように使います．

今日の練習，投票

第6章の練習，投票

教科書の補足

情報科学入門: Rubyを使って学ぶ / 配付プログラムにあるプログラムは一括ダウンロードできます．allcode.zipをダウンロードして，ファインダーからダブルクリックするとallcodeというフォルダーができます．その下にすべてのファイルが入っています．そこのファイルをすべて，講義用のフォルダー(is12)にコピーすると良いでしょう．
情報科学入門: Rubyを使って学ぶ / 配付プログラムの中には練習問題のチェックプログラムが含まれています．たとえば，第1章の練習問題をテストする時には，同じディレクトリに，練習問題で作成したプログラムを教科書で指定されたファイル名で置いて，
```
ruby check.rb ex01.rb
```
と実行すると，関数を与えた時の入力と出力があっていることが確認できます．

今日の課題

講義中に投票を求められるので，投票システムを使って投票してください．
講義で用いた練習問題で自分が解いたプログラムとその説明，今回の講義の感想，改善意見等(100文字以上)をCFIVEの掲示板CFIVEの掲示板12/5の課題，質問に書き込んでください．

12/5 数値計算(1)

前回までの補足

前回の感想，質問より

前回の課題について

投票システム

今日の練習，投票

関連リンク

教科書の補足

今日の課題