4.レポートの作成と提出

メールのプロトコルやメールシステムについて理解を深めましょう.

telnetによるメールの送信

前節の「 3.メールを送ってみる 」の説明にしたがって,自分自身から自分自身へメールを送ってみましょう. ただし,件名を「report」とするために, dataコマンドのあとに「subject: report(このあとで改行を2回)」を 入力してください. たとえば,一連の操作は以下のようになるでしょう.

ci113003m:~ 7329821921$ telnet mail.ecc.u-tokyo.ac.jp 25¶   (SMTPサーバへの接続 25番)
Trying 133.11.70.182...
Connected to mail.ecc.u-tokyo.ac.jp.
Escape character is '^]'.
220 ms002.ecc.u-tokyo.ac.jp ESMTP deepsmtpd.stn.b 3.5.75; Thu, 27 May 2012 14:58:18 +0900
mail from: 7329821921@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp¶      (送信元のアドレス)
250 7329821921@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp... Sender OK
rcpt to: 7329821921@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp¶        (受信先のアドレス)
250 7329821921@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp... Recipient OK
data¶                                        (メッセージ本体)
354 Enter mail, end with "." on a line by itself
subject: report¶                             (件名 「report」)
¶                                            (改行をもう1回)
This is a mail test with telnet.¶            (メッセージの本文)
.¶                                           (メッセージ入力終了)
250 Message queued for delivery
quit¶                                        (接続を切断してメール送信)
221 Bye...
Connection closed by foreign host.
ci113003m:~ 7329821921$ date¶                               (時刻を確認)
2015年 3月 10日 火曜日 07時34分51秒 JST
ci113003m:~ 7329821921$ hostname¶                           (使用端末の確認)
ci113003m
ci113003m:~ 7329821921$ host ci113003m.ecc.u-tokyo.ac.jp¶     (端末のIPアドレス)
ci113003m.ecc.u-tokyo.ac.jp has address 172.17.123.11
ci113003m:~ 7329821921$ 

dateやhostコマンドは後の確認用にメールの送信時刻や送信した端末のIPアドレスを調べるものです.hostコマンドの後にはhostnameコマンドで得られた使用端末の名前を入力してください.

MaiSuiteによるメールの受信と送信

MailSuiteを起動して,メールが届いているかを確認しましょう.

ところでtelnetを利用してメールを送った際に, メールの送信元のアドレスを自分で入力しました. この送信元のアドレスは認証されるわけではありませんから, 送信元が本人であるという保証はありません. まったくの他人を騙る(かたる)ことも不可能ではない, というよりは非常に簡単にできてしまうのです.

しかし,送信元がいつどこからメールを送信したのかは, メールのヘッダを見ることで確認できます. MailSuiteで受信したメールを表示し,右上の「その他の操作▼」から「ヘッダ確認」を選択すると, 以下のようにヘッダ情報を確認できます.

このヘッダ(特に Received: の部分)から以下のことが読み取れます.

実際に上記のdateコマンドによる時刻表示や, hostコマンドによるIPアドレスが対応していることが確認できます.

ここで,表示したヘッダを全て選択しコピーしてからMailSuiteの「転送」ボタンを押して, レポートを提出しましょう. 「宛先」には各教員から指定されたアドレス(以下の例では「__+joho@lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp」), 「Cc」には自分のメールアドレスを指定します (これによって自分にもレポートのメールが送られます). 「件名」は自動的に「Fwd: report」になるはずです. メールの本文には,コピーしたヘッダをペーストした上で以下のように「科類・クラス」,「学生証番号」,「氏名」, 「授業で難しいと感じたこと/サイド説明して欲しいところなど」, 「その他,授業に関する感想」を書いてください. すべての情報が揃っていることを確認したうえで, レポートのメールを送信してください.ヘッダ以外の部分は以下のテンプレートを利用してもよいでしょう.

科類・クラス:
理科 類 組

学生証番号:

氏名:

授業で難しいと感じたこと/再度説明して欲しいところなど:


その他,授業に関する感想:

最後にレポートのメールが自分にも届いたどうかを確認してください.